ランニングサポーター久保のランニングスクール

ピッチを変えたことでもたらされた影響

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2022.09.01 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近は厚底シューズの出現により、以前とは走り方が少し変わってきたように思います。
軽くジャンプして走っているような感覚があり、ふくらはぎやアキレス腱、シンスプリント(すねの内側)や足首あたりに大きな負担を感じたり、時として痛みが出ることもありました。

それらの負担を極力抑え、お尻やハムストリングスを使って走るにはどうしたらよいのか?自分の走り方をもう一度じっくり見直し、2つのことを試してみることにしました。

ひとつめは、骨盤の歪みをなくしてお尻に力が入るようなアプローチをすること。
ふたつめは、ピッチを速めること。

走る手法は、歩幅を小さくして足の回転を速くする「ピッチ走法」と歩幅を大きくとる「ストライド走法」に大まかに分けられます。
元々私は、ピッチを速めて走ることを好むランナーでした。
その走りのおかげで練習でもレースでも、人の後ろを走ったときに自分はあまりエネルギーを使わずに走ることができていました。
当時のピッチ目安はだいたい180bpm。1分間に180歩、1秒間では3歩で走っていることになります。それでも調子が悪いときはなかなか思うように足が運べず、やたらとストライド走法になってしまってピッチもガクッと落ちていたこともありました。

そこで、まずは再度ピッチを速めるトレーニングの一環として、メトロノームアプリを使ってその場で足踏みをしてみました。
これが意外なほど速いのです。これまでのピッチ感覚がどれだけ遅いものになっていたかを気づかせてくれました。

掴んだピッチのイメージを基にジョギングしてみると、厚底シューズを履くようになってから負担を感じていた膝から下にはあまり負担を感じることがなく、お尻とハムストリングスにジワジワとした疲労を感じてくるではありませんか。
要するにその部分がきちんと使えていて、目標に掲げた「お尻に力が入るアプローチ」もあわせて達成できたのです。
さらに心拍数を見るといつもより抑えられているのもわかりました。

慣れないうちは歩幅を小さくして足を速く動かすことがツラいことかもしれません。しかし慣れてくれば走りが安定するのを自分自身が一番知っています。ペースの変化にも対応できるしエネルギーもセーブしながら走ることもできる。昔もそうでした。そんな感覚を近ごろはすっかり忘れていた私。

ひとつひとつのことを紐解きながら、ドリル等の動きづくりで昔の感覚を思い出し、今のシューズに対応できる走りを身につけていく。
そうすれば自ずと自分に合った負荷の高い練習ができて、疲労も出過ぎず、怪我をなくすことにも繋がっていく。

私にとってフォームの最適化は走ることよりもとても重要な事柄です。
最近はこのような流れで身体づくりを行っている47歳のランナーでした。

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