ランニングサポーター久保のランニングスクール

出る杭を打たれないように

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2022.09.07 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

この2ヶ月間は足の痛みがあったり体調を崩したりすることが重なり、思うように練習を積み上げていくことができませんでした。

基本的に、マラソンを走るためには「なるべく期間を空けずに、ある程度の負荷を与えて、筋肉に緊張を持ち続けさせること」が大事だと思っています。
しばらく休まなければいけない状況が続いてしまうと、復帰明けにはまた1から身体を作り直すというイメージで取り組まなければなりません。
フルマラソンに近道はありませんからコツコツと積み上げるしかない。苦しいときほど注意深く、段階を追って適切な負荷をかけていく勇気が試されます。そして、自分がやることに対する信念が必要です。

しかし落ちた体力や走力を取り戻そう、というときはどうしても無理をしてしまいがち。焦りからいきなり距離を伸ばしてみたり、スピードを上げたりしてしまうことが多くなります。多少無理して頑張ることでその瞬間は練習をこなせるかもしれませんが、後に残るダメージが大きくなり、また一定期間休まなければいけなくなったりします。

今の私はまさにそんなことが課題でしたから、頭で思い描く距離やスピードのイメージを抑えることに苦労しました。“このくらいの距離を走らないといけない“とか、“このくらいのスピードで走らなければいけない“という概念を崩すために活躍したのがスマートウォッチです。

今回は2つのスマートウォッチを両手につけて練習しました。
左手のウォッチには「心拍数」と「ペース」、右手のウォッチには「左右の接地バランス」が表示されるよう設定し、走っているときに常にリアルタイムで視覚化できるようにしたんです。

目的は、練習前にあらかじめ決めておいた心拍数を基に、ペースに翻弄されず今の身体の状態に合った適切な負荷をかけること、接地バランスがなるべく左右均等になるように走ることです。

走っているときに心拍数が上がり出したら、もともと設定した数値に近づくよう走るペースをコントロールする。
疲れから左右の接地バランスが崩れてきたら、一度その場で立ち止まり、ドリル的なことを行ってから再び走り出す。(支えられるべき部位に正しく刺激が加わると接地バランスが均等に近づきます。バランスが崩れてきたときは意識がかなり薄れているサインと捉え、その都度動きの確認を行うことを繰り返し常に意識化させていくことが狙いです。)
そんなことができるのもリアルタイムでチェックすることができるから。

先ほども述べたように、注意深く段階を追って適切な負荷をかけていけば、自ずと体力と走力は上がってきます。そして負荷が高すぎることなく自分の状態に適していれば、まとまった休養が必要になることも少なくなり、結果として練習の頻度が上がってくるわけです。

仮に今の身体の状態を無視した追い込みをかけた場合、高負荷を身体に与えれば与えるほど回復するのに時間がかかってしまいます。さらに回復しきる前に再び高負荷の練習をしてしまうと、体力を高めるどころか逆にどんどん下げていくことになりかねません。出る杭は打たれる!ような状況です。

両腕のスマートウォッチのおかげで、最近は体調を崩す前より意識的に練習を積み上げることができるようになってきました。
再び練習を休む期間が長くなるような行為を避けられるよう、じっくりコツコツいきたいと思います。

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