ランニングサポーター久保のランニングスクール

フルマラソンを走れなかった3つの考察

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2022.11.21 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

脚の状態も回復してきて、徐々にランニングを再開しています。
今回はなぜレース直前にふくらはぎが痛くなったのかを検証し、今後どのような対策と目的を持って練習していくのかを明確にしていきたいと思います。

3年ぶりのフルマラソン出場に向けて、私なりに練習を積み上げてきたつもりです。1日トータル50km以上の距離を走ったり、40km以上のロングランを数回行ってきました。普段の練習でも後半で脚が売り切れることもなくなり、長い距離を走ることに耐えられる「脚ができてきた」という実感も出てきていました。
気持ちの上でも疲れを感じることなく練習できていたのに、レースの2週間前、ふくらはぎの痛みは突然やってきたのです。

ここで、考えられる原因について検証していきたいと思います。

考えられることその①
「40km以上のロングランを行う練習日程の間隔が狭すぎた」
持久力の課題を抱えていたので、40km以上のロングランを2日おき、または3日おきに連続して行っていました。今の体の状態からすると、もっと練習スケジュールの間隔を空けてもよかったと思っています。

考えられることその②
「30度近い気温の中で行ったロングランの疲労度が大きかった」
感覚的にはそこまで疲れている感じはなかったのですが、高い気温で体力が消耗し、体に疲労が残ったのかもしれません。

考えられることその③
「結局はフルマラソン練習に対する体力がなかった」
月間走行距離を見直してみると、脚を痛める1~2ヶ月前が極端に少なく、怪我をした月には走行距離がいきなり倍近くに跳ね上がっていました。
さらには3年間フルマラソンの練習をしていなかったツケが回ってきたと思っています。これまでの積み上げがない体力では脚を痛めるのも当然。そもそも私が目標とするフルマラソンのタイムを狙うために練習量をもっと増やして臨まないといけないところを、約半分の練習量をこなした段階で脚が痛くなっているわけですから、結局はシンプルに「フルマラソン練習に耐えうる体力がなかった」ということを痛感しています。

これら3点のことを踏まえて、まずやらないといけないことは「安定した練習の積み上げ」だと思っています。
そして、そこからフルマラソンを走り切れるだけの距離(月間走行距離)を意識して練習していく。これもいきなりやってはまた怪我をしますから、長い目で見て徐々に距離を増やしながら体づくりを行っていきたいと思っています。

そういった意味でも今年度は「来年へ向けフルマラソン仕様の体をつくること、マラソン練習に耐えうる体力をしっかりつけること、マラソン練習を習慣づけすること」が当面の目的ですね。気温も下がってきて練習もしやすくなってきた今、Jogも35kmくらい走れるようになり少しずつ距離を伸ばしている現状です。

これからの季節、益々フルマラソンを走る機会が増えていくかと思います。
練習が思うようにいかない時にもあきらめず「様々な結果から仮説を立て、再び実践し検証する」といったサイクルを繰り返すことが大切です。
満足いく結果を生み出せるよう、一緒に頑張っていきましょう。皆さんの健闘をお祈りしています!

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