ランニングサポーター久保のランニングスクール

スピード練習のメリット

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2023.03.22 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

各地では都市型の大きなマラソンレースが行われています。目標レースが終了したランナーはホッと一息ついていることでしょう。
これまでは多くの距離を走ることが練習のメインでしたが、春を迎えるにあたり新しいものにもチャレンジしていきたいですね。私も今までなかなかできなかったスピード練習を定期的に行っていこうと思っています。

なぜ「スピード練習」なのでしょうか。
それはひとえに「頑張りを持続させる感覚と思考を養うことができる」からです。不思議なもので、一度頑張る術を忘れた体はスピードを出して走ることができなくなってしまいます。“余力を残して走りきろう”と無難に走る癖がついているので、恐怖のあまり“追い込みたくない”と頑張ることに対して体と脳が勝手にセーブをかけてしまうのです。

実は今の私がそれにあたります。ちょっと前までは走り出しからスピードを出しても頑張りきることができましたが、今はチャレンジする前から頭が無理と言ってスピードを出すことを拒否します。スピード練習に取り組むことはそんな自分を打破するためでもあります。

ところで皆さんは、こんな原理をご存知ですか?

◉過負荷の原理
これまで行ってきたトレーニング水準以上の運動負荷を体に与えることで、機能が向上するという原理です。つまり、「いつもと同じ負荷」を続けていては体が刺激に慣れてしまい、練習の効果が現れにくくなります。そのため常に、いつもより少し負荷を高くして運動しなければなりません。
◉可逆性の原理
トレーニングを行うことで得られた体力や走力も、やめてしまうと徐々に失われて元のレベルに戻ってしまうという原理です。

スピード練習も少し負荷を多くして定期的に続けていかなくては、レベルを上げて走ることできなくなっていくわけです。しかし、これはやみくもに高い負荷をかけなければならないということではありません。今よりちょっと強めの負荷を少しずつ体にかけていくということです、それも段階的に。

そんなことで私も今年は少しずつスピード練習を行っていきたいと思っています。そして秋冬に「フルマラソン中ひと頑張りをずっと持続できる」心と体を養っていこうと思います。

さて、このスピード練習を楽に行えるとしたらどうですか?
次回はそれにまつわるトラック練習の大きなメリットについてお話ししましょう。

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