ランニングサポーター久保のランニングスクール

トラック練習のメリット

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2023.03.24 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

前回は、フルマラソン中頑張りを持続させる感覚と思考を養うことができるスピード練習のメリットについてお話ししました。
スピード練習と聞くと、「頑張らなくてはいけない」「追い込まなくてはいけない」といったイメージが先行します。できることならそこまで頑張らずに、もっと楽に体力や走力を上げていきたいと思うのは私も一緒。よくわかる話です。

そこで、比較的楽に練習できる方法があるといったらどうですか?がむしゃらに頑張り切るのではなく、今の状態に合った負荷を適切にコントロールしながら走れるスピード練習のやり方があるといったらどうでしょう?

実は、それを可能にするのが「トラック練習」です。400mトラック(競技場)での練習となると、レベルが高い競技者的ランナーが行うものだと思う人もいるかもしれませんね。そこで今回は、トラック練習のメリットについて考えていきたいと思います。

私は今年になって久々にスピード練習をしました。トラックと一直線のロードでそれぞれ行った練習の詳細と、実際にやってみた感想を紹介します。

◉1回目/1月18日
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場所:400mトラック
目標:2分32秒(3分10秒/kmペース)
練習内容:インターバル走(800m × 6)→(800m × 5、1000m × 1)
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タイムが最後まで安定しており、主観的な感覚も「ややキツい~キツい」でした。
6本すべて800mを走る予定でしたが、ラスト1本は余裕があったので200m長い1000mを走って終了。200m、400mごとに細かく安定したタイムを刻めるので、一定の速度で走ることができます。
路面もフラットなので走ることだけに集中でき、体の動きも把握しやすい印象でした。
◉2回目/1月25日
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場所:ロード
目標:2分32秒(3分10秒/kmペース)
練習内容:インターバル走(800m × 6)→(800m × 4)
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1回目と全く同じ内容の練習をロードで行いました。一直線のコースを行ったり来たりの繰り返しです。
結果はタイムが大きくバラつき、速かったり遅かったりしてペースが全く安定しませんでした。主観的には「かなりキツい~相当キツい、もうダメ」でした。
考えられる原因としては、①スタートしてからゴールするまで正確なタイムがわからないこと(GPSも途中経過が曖昧であまりあてにはならない)、②距離を把握しづらく今何メートル走っているのかわからない不安感があること、③人がいたり路面がボコボコしていたり、直角カーブなどもあって走りに集中できないことなどがあり、常に一生懸命全力で走っている感じでした。
あまりにもキツかったので、6本やる予定が4本で終了してしまいました。

練習の目的にもよりますが、どれだけよい動きで適切な負荷をかけ続けることができたかがとても大事。これらのことから、スピード練習をするならトラック!走りやすく余計なことを気にする必要もなく集中しやすいので、同じ練習強度のメニューでも比較的楽に走れます。

私自身、現役のときは基本的にトラック練習を行ってきました。一般ランナーでもトラックで練習する価値は大いにあると思います。ロードとは違ってたくさんの気づきもあることでしょう。

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