ランニングサポーター久保のランニングスクール

よい感覚の磨き方

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2023.06.16 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

私の場合、体の中の感覚がよくなると、各部位を意識しやすくなります。
意識が高まると、上手く使っているかどうかが判断しやすくなり、正しく使えていれば余分な力を使わずに前へ進む推進力が生まれます。
逆に、使い方が適切でない場合は力を使って前へ進もうとするので、疲れやすくなりスピードに乗ることができません。
これらのことは、着地した瞬間にほぼ分かるようになります。

私はそんなとき、よくこのような言葉を用いて表現します。
今日は「ノリがよかった」「悪かった」と。
ここでいう「ノリ」とは、着地した足に膝、お尻、背中の筋肉や重心などが「ピタっ」と収まり乗っかった状態を指します。

接地の衝撃に耐えきれず、足首が揺れ、膝が傾き、腰が落ちて重心も後ろに残ったままだと、足がついてから膝が乗っかり、腰が乗っかり、重心が乗っかるといったように、次から次へと各部位が遅れて接地足に乗っかってきます。
これらのことが違和感を感じさせる要因ともなります。
とても非効率で怪我のリスクも高まる動きですので、どうにかしなければならないと日々補強にも取り組んでいます。

最近はランジなどの補強を少しずつ取り入れながらトレーニングを行ってきました。
最初はバランスを取ることも難しくグラグラしていましたが、徐々に身体と脳が適切なバランスを学習し、強化の結果、安定した補強ができるようになりました。

こうした変化は、走っているときにも現れます。
以前はあまり感じたことのなかった膝周りの安定感を感じるようになりました。
その結果、わずかな足の角度の変化でも力の入り具合が変わり、お尻にもピンポイントで力が入るようになってきました。

その感覚で先日トラックで1000mを走ってみたところ、3分を難なく切ることができました。
以前は大きく息が上がり、必死に走らなければ出せないタイムだったので、今回の変化には少し驚いています。

要するに、しっかりとした支えがあれば全体の力が地面に伝わり、身体を押し出す力になっていくということです。支えがなければ逆のことが起きてしまします。
これらの感覚が明確になってきたのは、補強をやってきたおかげで支える筋力が増し、繰り返し筋肉に刺激を与えてきたことで各部位を意識しやすくなってきたことが挙げられます。
今までと比べて、力をあまり使わずに速く走れるようになったら良い感覚と言えますし、力を必死に使っているにも関わらず全く速く走れないというのは良い感覚とは言えません。

その良い感覚や悪い感覚を掴むためにも、まずは様々な筋肉に繰り返し刺激を与え続け、意識しやすくすることを試してみてはいかがでしょうか。
経験と同様に、やってみなければわからないことですから。

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