こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近、気温がますます上昇していますね。いよいよ「夏が来た！」と感じられるようになりました。前回は、「暑熱順化」についてお話ししました。

https://www.otsuka.co.jp/a-v/kubo/index-409.html

今回は、運動前や運動中に身体の中の「深部体温を下げる努力」についてお話ししたいと思います。
高温多湿な環境下でのランニングによって深部体温が上昇すると、熱をうまく外に逃がさなければなりません。これができなければ熱が体内にこもり、熱中症を引き起こす恐れがあります。
そのため、走る前や走っている途中に上昇してきた深部体温を下げる努力が大切になります。

具体的な対策としては、冷たい飲料などで身体を芯から冷やす「アイスラリー」が挙げられます。※大塚製薬からは「ポカリスエットアイスラリー」という商品も販売されています。
氷と飲料をミキサーにかけて魔法瓶等で保存しアイスラリーを作るという方法もあり、運動中には欠かせないものとなるでしょう。

他には、アイスベストというグッズを活用する方法もあります。
アイスベストには複数のポケットがついており、アイスパックや袋に入れた氷を入れることで背中や脇下を冷やすことができるため、かなりの冷却効果を得られると思います。
また、手のひらを冷やすことも有効です。

それらの対策に加えて「暑熱順化」も行うことができれば、今までにない効果を得られ、練習の成果にも大きな差が出てくると思っています。

ここに挙げた例はほんの一部ですが、走ることに限らず、走るための準備と対策を十分に施して、よりよく走るために身体を整えていきましょう。