こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

クリスマスが近づいてきましたね。まだ幼い私の息子たちは、その日が来るのを楽しみに待っています。
そこで質問です。サンタクロースはいると思いますか？
こんなことを聞くと、大抵の大人は「いない」と答えます。私の場合、子どもたちがある程度成長したときに現実を伝えなければならない日もくるでしょう。
赤い帽子を被った真っ赤な出立ちで、真っ白なヒゲが特徴的、トナカイに乗って空を飛び回るサンタクロース。それはあくまでも想像の人物で、誰一人実物を見た人はいませんから、多くの人が「いない」と答えるのもうなずけます。しかし、赤い格好をした白ヒゲの人物が本当にサンタクロースなのでしょうか？

私は「サンタクロースはいるんだよ」と息子たちに伝えています。それだけではなく、私と関わるランナーたちにもそのように伝えています。子どもにとってサンタクロースはとても大切な存在であり、大人にとってもそうであるからです。大切なものほど目には見えません。ですから見えるものだけで判断する人は、サンタクロースなんていないと答えるでしょう。

この目に見えない大切なものとはなんでしょうか。私は毎年息子たちのためにプレゼントを用意します。どんなプレゼントをあげると喜ぶかな、これだったら笑顔になってくれるかな、飽きずにずっと大切に遊んでくれるかなといったことを毎日考えながら、最終的なプレゼントを決めます。いつしか息子たちは、「サンタクロースじゃなくて、プレゼントを持って来てくれていたのはお父さんじゃないか」、「サンタクロースなんて最初からいなかったんだね」と言うかもしれません。しかしそれは違います。先ほど述べたように大切なことは目には見えません。このプレゼントをいろんな想いを込めて選んで届けたのは私自身ではなく、私が子どもを想う「心」なんです。そう、サンタクロースとは、真っ赤な格好をした白いヒゲの人物ではなく、その人のことを想う「気持ち」そのものなんですね。だから決して目には見えません。相手も心で感じとってくれないとサンタクロースの存在を感じることは決してできないのです。人を想う気持ちがあれば、いつまでもサンタクロースはプレゼントを贈り届けるでしょう。

最後に、優しさって「ある」と思いますか？
これも目には見えないもので、感じることが難しいときがあります。でも確実に優しさは存在し、誰の心にも「ある」はずです。その優しさは心で見れば感じとることができるでしょうし、身に染みて嬉しさを感じることもあるでしょう。この優しさこそがサンタクロースといえるかもしれませんし、サンタクロースは「ある」ともいえるかもしれません。
このように私は常に物事を多面的に捉え、プラスに転じるように心掛けています。走ることはまさしくこれらの繰り返しだからです。

もうすぐクリスマス。あなたのところにも素敵なサンタクロースがやってくるといいですね。