ランニングサポーター久保のランニングスクール

目標達成率を上げるための練習

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2024.01.24 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

この時期は全国各地でマラソンレースが盛んに行われています。気温が低いため走りやすく、タイムを出す絶好のチャンスでもありますから、自己ベストを更新するために日々の練習に励まれているランナーも多いことでしょう。

自分が打ち立てた目標タイムに対してどのような練習をしていくかは、目標達成率に大きく関わってきます。記録を出すために「練習をする」ことはとても大事なことですが、練習をしていても記録に結びつかなかったり苦労しているランナーがいることも事実です。どうしてこのようなことが起こるのでしょう…?

そこで考えなければならないことは、レースに向けた練習をどう組み立てるかです。距離走やインターバル走などを組み込んで体を追い込んだり、ゆっくりのジョギングを挟んで疲労抜きをしたりすることはフルマラソンの体を作っていく上でとても重要なことですが、「達成のためのチェック練習」というものを設けているかどうかも大切になってきます。

私の場合は、レースに向けて今の自分がどのくらい仕上がっていて、目標タイムに対してどのくらいの達成率なのかをチェックするための練習をレース前の1ヶ月間に4つほど設けていました。

  • ①マラソンレースの1ヶ月前にハーフマラソンを走る
    ※全力走 : これにより今の状態が明確になり、次への練習に向けての打つ手も明確になる
  • ②マラソンレースの3週間くらい前に25km走る
    ※①で走ったときと同じくらいのペース〜フルマラソンのペースで : ①を走ったことで状態が上向いているかの確認と最後のスタミナ構築
  • ③マラソンレースの2週間前に15km走る
    ※ハーフマラソンペースより少し速めのペースで : ②を行ったことにより筋持久力がついてきているかの確認
  • ④マラソンレースの1週間前に10km走る
    ※10kmのレースペースで : 短い距離でスピードに体が対応できるかの確認

これらに対し予め目標タイムを設け、それらをクリアできると目標とするフルマラソンタイムの達成率も上がっていくといった具合です。細かく言うと、①を達成できるように前々から練習を組み立て、それが達成できると次の1週間は②を達成できるような練習を組み立てていきます。思うように走れないときもあるでしょう。この確認練習は今の状況を把握する目的があるので、自分の力や状態をしっかり受け止めることで、目標タイムや練習内容の軌道修正をするキッカケにもなります。そうすれば自ずとレースではこのくらいのタイムで走れるだろうから、次の目標レースではこのようなプランで行こうというイメージも湧いてきます。

練習はしているがレースに出てみないと結果がわからないという状況であるならば、練習がレースに結びついていない可能性もあります。「達成のためのチェック練習」は人それぞれ内容ややり方も違い、そのときの状況によっても大きく変わってくるかもしれません。しかし、ひとつひとつ状態をチェックしながら練習していくことで、目標タイムに対する根拠が生まれます。よく言う「走った距離は裏切らない」とか「これだけ練習をやったんだから結果は出る」という言葉の裏には、チェック練習が順調にできていることによる自分なりの根拠があるかもしれませんね。

これからレースに出場されるランナーの皆さん。持てる力を発揮できるよう頑張ってください!
健闘をお祈りしています。

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