ランニングサポーター久保のランニングスクール

キツくないように見えるのにキツいのはなぜ?vol.1

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2024.02.05 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

市民ランナーの練習が終わってよく耳にする言葉があります。

「今日の練習は余裕があった。」または「今日の練習は楽だった。」、逆に「今日の練習は全く余裕がなかった。」または「今日の練習はキツかった。」などです。これらは主観的運動強度と表現したりしますが、人によって感じ方に大きな差があったりします。

息遣いや汗のかき方、フォームの崩れ方、苦しいときやキツいときの表情など。表情ひとつ変えずに楽そうで、フォームも崩れることなく淡々とペースを刻んでいるにも関わらず、「今日は余裕がなくキツかったです。」と言うランナーもいます。

逆にとても苦しそうな表情でフォームも強引になっているランナーが、「今日は余裕があって楽でした。」と言う場合はほとんどありません。
私の場合、スピードを上げる設定がキツめの練習を行うときは、基本的に「楽」に走れるほど甘くはない練習、「余裕」はそれほどない練習という前提で臨みます。そんなことから、主観的運動強度は決まって「キツい」「かなりキツい」「非常にキツい」という感覚となります。そんな中でも時折「余裕」があったとか、「楽」だったと感じることがあります。矛盾していますよね。それはこれまでの練習が身になってきて力が以前よりついてきている状態だったり、フォームがよりよくなったときに起こる感覚です。
またレースの調整段階で疲れが抜けてきて調子が上がってきていると、これまでの練習よりも体が動いてくるので、キツいけれども以前と比べて「余裕」を感じたり、「楽」に走れるといった感覚になるわけです。そんな状態の中でも気を抜けばすぐに「余裕」はなくなり、「楽」も消え失せてしまいます。

おそらく、「スムーズな動きで力みなく追い込めた・頑張れた」= 「余裕があった・楽だった」となっていることが多く、「力いっぱい頑張った・ガムシャラに体を動かした」=「余裕がなかった・キツかった」ということでしょう。後者になると、表情は険しくフォームも乱れてくることが大半です。それでは表情やフォームが崩れていないのに「余裕がなかった・キツかった」となるのはどういうことなのでしょう?

そんな疑問を私的視点から考えてみました。

次回へ続く

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