ランニングサポーター久保のランニングスクール

筋肉痛が教えてくれること

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2024.02.13 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

練習やレース後に筋肉痛になることはありますか?

筋肉痛といっても様々ですが、ここでいう筋肉痛とは歩行が困難になるくらいの筋肉痛です。私は高い負荷に加えて長い距離を走ったとき、たまに筋肉痛になることがあります。

先日関東では雪が降り、次の日も雪は残ったままでした。
そんな中、久しぶりに山を走りにいきました。山といっても小高い丘のような山で、標高160mほどが最高峰。誰もが楽しめるハイキングコースとなっています。

しかし所々に雪が残り、雪解け水も相まって、路面状態が極めて悪くなっていました。足元に気をつけても滑ること数十回。重心の軸も乱され、まるでバランストレーニングを行っているようでした。

走るときに意識したことは、木の根っこや石段をハムストリングスで跳ねるように駆け上がり、地面を蹴るのではなく押し出す感覚を身につけること、そして急な下りは足指に力を入れて、なるべく重心が後ろに残らないようにすることです。
踵から着いて下ると、ぬかるんだ路面に足を取られ転んでしまう確率が高くなってしまいます。このように、普段舗装された路面を走っているときには感じないことを意識しながら、一歩一歩集中して走りました。

その結果、ゆっくりのランニングでも心拍数がインターバル走を行っているときくらいに跳ね上がるときもありましたし、筋肉の奥深く(インナーマッスル)が重くてキツい状態になり、フルマラソンの後半を思い起こさせるくらいの疲労度になってきたんです。

その後、芯から体が疲れた感覚に陥り、次の日は歩くのが困難なくらいの筋肉痛が太ももに起こりました。年末に出場したフルマラソンの平均ペースは1キロあたり3’40”ほどでしたが、今回のペースは6’00”〜5’00”くらいだったと思います。

それでも筋肉痛が起こるくらいのトレーニングができて、心拍数もそこそこ上げることができるってとても効率の良い練習だと改めて実感しています。

そういえば現役の頃、スピード練習などで体を追い込んだ後は決まってクロスカントリーなどの起伏があるコースを使って長い距離をジョギングしていたことを思い出します。

今回はジョギングしただけで筋肉痛になりましたが、これが何事もなく普通に走れるようになれば状態がよかったときの体力レベルに戻ってきたという指標にもなります。

筋肉痛は悪いようにとられるときもありますが、私はむしろ前向きです。筋肉痛が治ればよりパワーアップした体力がつくでしょうし、筋肉痛になるということは、まだまだ基礎体力がないということです。

スマートな練習もいいですが、自然を走ったり地道に走るような練習こそ、1番に取り組まなければならない練習だと思っています。

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