こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

1日の生活を考えると、走ることに割ける時間はわずかです。「走る以外の時間」の方が圧倒的に多いですよね。脚に痛みがあったり嫌な違和感があったりすると、走って様子を見るランナーが大半だと思いますが、大量にある「走る以外の時間」を有効に使って、身体の状態を確認してみることもオススメです。

例えば歩いているとき。足裏のどの部分で地面を捉え、どの部分で身体を押し出しているか？
足を着いたときに左右のバランスがよい体重の乗り方ができているか？
姿勢はどうか？首が前のめりになり過ぎて、背骨の真っ直ぐさを意識できずにはいないか？

痛みが出るのは、踏み込んだときや身体を前に押し出すときが多いです。走ったらさらに状況は悪化します。まずは歩きから様子を見て、速度を上げて歩いてみる。またドリルなどの動きづくりをして阻害されている機能を改善するよう努め、歩きの延長上のようなジョギングから、徐々に速度を上げたランニングに繋げてみる(様子を見てみる)といったやり方だと、身体と向き合う時間が多量に増えるわけです。

つい先日、私は電車の中で吊り革につかまりながら片脚立ちをしました。このとき足裏に全集中して安定するポイントを探るんです。姿勢をどう保ったら安定するのか？お尻にどう力を入れたら安定するのか？足裏のどの部分に体重を乗せたら安定するのか？などが次第にわかってきます。もちろんそのときにはわからない場合もありますが、普段から身体のことを感じるように努めていくと、次第に多くのことを感じ取れるようになってきます。これは感覚センサーを磨いていく訓練といってもいいかもしれません。

「考えるな、感じろ。」
有名な映画での名台詞を思い出します。