大塚製薬株式会社
プラントベース(植物由来)食品の北米高成長企業 デイヤフーズ社を買収
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、北米でプラントベース食品を製造販売するデイヤフーズ社(本社:カナダ バンクーバー、CEO:テリー ティエルニー、以下「デイヤ社」)の全株式を405百万カナダドル(約361億円)※1で取得する契約を現地時間7月26日(日本時間7月27日)付けで締結しました。
デイヤ社はプラントベース食品を開発・販売する会社として、2008年にカナダのバンクーバーに設立されました。設立以来主にアメリカ市場で順調に売上を拡大し、カナダにおいても成長を続けています。植物由来の原料から作られるチーズ代替品、ヨーグルト代替品、ドレッシング、デザートなどを展開し、健康志向の高い方、ベジタリアン(菜食主義者)、食物アレルギーを持つ方などに広く受け入れられています。同社の売上高は2013年から2016年の間に約3倍に伸長し、直近12カ月の売上高は約90百万カナダドルであり、北米におけるプラントベース食品の高成長企業となっています。
大塚製薬は世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造するという「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の企業理念のもと、人々の健康を身体全体で考え、疾病の治癒から日々の健康増進までを目指した「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ※2関連事業(以下、NC関連事業)」の両輪で、トータルヘルスケアカンパニーとして事業展開を行っています。この度の買収により、新たな製品カテゴリーを追加することでNC関連事業における製品ポートフォリオを充実させるとともに、北米における同事業の拡大、さらには研究開発及び製造技術、専門知識の共有による両社の一層の成長を目指します。また、デイヤ社は今後ヨーロッパやアジアでの販路も拡大し、大塚製薬はデイヤ社とともに革新的な製品でNC関連事業の世界展開を推進し、世界の人々の健康に寄与していきたいと考えています。
大塚製薬代表取締役社長 樋口達夫は「デイヤ社が大塚グループの一員となることを非常に嬉しく思います。経験豊富な経営陣のもと、デイヤ社は高品質で独創的なプラントベース食品を開発し、顧客との関係性が強いブランドを築いています。デイヤ社の製品は、当社のNC関連事業において将来重要な柱のひとつになるでしょう。デイヤ社と共有された価値、ビジョンとミッションのもと、世界の人々の健康に貢献していきます」と述べています。
デイヤ社CEO テリー ティエルニーは「デイヤブランドはプラントベース食品のパイオニアとして10年来、北米の人々に受け入れられてきました。大塚グループの一員となることで、当社製品をより多くの世界の人々に紹介できる可能性が広がることを非常に嬉しく思っています。また、人々の健康に貢献するという共通の価値観や理念を持つ大塚と一つになれることを光栄に思います」と述べています。
- 1参考レート:1カナダドル=89.2円
- 2ニュートラシューティカルズ:nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)