コラム 暮らしを彩るワンポイントSay若創り学教室・浅香純子さんの
マイナス10歳メイク

第13回 
ふっくら健康的に見せるメイク

池光恭子さん(40代後半)の悩みは「やつれて見えること」。浅香さんが健康的な若返りメイクを紹介してくれました。
第13回 ふっくら健康的に見せるメイク/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】

やつれ顔はメイクでカバー

池光:昔はもっと丸顔だったのですが、4年半前に歯列矯正を始めて、食べられない時期が続いて痩せてしまいました。 浅香:食事ができないのはお辛かったでしょう。
池光:ええ。今はだいぶ食べられるようになったのですが、やつれて見られることが増えました。特に気になるのが口元のしわ。これ、メイクでなんとかなるでしょうか。
浅香:もちろん。口元だけでなく、顔全体をふっくら、健康的に見せる方法を紹介しましょう。ポイントはハイライトの入れ方と眉の書き方。それから、チークと口紅。2回にわたって解説していきます。
池光:よろしくお願いします。
第13回 ふっくら健康的に見せるメイク/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
「目の周りのしわも気になるし……」と相談する池光さんに、「ふっくら感を出すのは、意外と簡単なんです」と浅香さんがアドバイス。

へこみにハイライトを

浅香:やつれて見えるという悩みを持っている方、結構いらっしゃるんです。
池光:私と同じ悩みの方がいらっしゃると少しほっとします。
浅香:原因は、加齢による筋力や肌の弾力の低下。顔の上半分のこめかみ周りがくぼんで、顔に影ができるんですね。
池光:口元のしわばかりを気にしていましたが、目元の陰影もやつれ顔の原因になっていたんですね。
浅香:そう。だから、影はハイライトで飛ばしましょう。ハイライトを入れるのはくぼんでいたり、へこんでいたりする部分。眉の上、こめかみ、目尻あたりに入れてください。
池光:鼻筋にハイライトを入れると鼻が高く見えると聞きます。
浅香:大人世代は、眉と眉の間に小さく入れるのがポイント。鼻筋に入れると、顔が長く見え、老け顔を加速させます。むしろ丸顔に見せる工夫をしましょう。
第13回 ふっくら健康的に見せるメイク/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
囲み部分にハイライトを入れる。ファンデーションはいつも使っているものでOK。ハイライトでメリハリを出すことが大事。

ストレート眉で引き締め

浅香:細眉が流行ったり、アーチ型に人気が出たり、眉毛にはトレンドがありますが、大人世代が健康的で若々しい表情を作りたいなら、「太め、短め、ストレート」です。
池光:マスクが日常になって、眉毛の重要性、感じています。
浅香:眉毛でその人の印象が決まりますからね。ストレート眉は、眉と目の間のすき間を狭めるだけでなく、横の線が協調されることで、縦にたるんだ顔を引き締めます。
池光:短くするのもポイントなんですね。
浅香:長くすると、眉尻の長さのせいでほうれい線や口のわきのマリオネットラインなどが目立ち、顔全体が下がって見えてしまいます。眉頭は目頭の延長線上より2~3mm内側に。眉尻は、目尻の延長線上より3~4mm外側に。
池光:あ、来たときより元気な顔になっている気がします。
第13回 ふっくら健康的に見せるメイク/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
もともと眉毛が細く、薄い人は、眉アーチの下部分を中心に色を足すとよい。おすすめの色はオリーブ。日本人の肌になじみがよい。

何歳からでも美しくなれる

池光:眉毛とハイライトだけで、こんなに変わるんですね。
浅香:ハイライトは入れるポイントを覚えておけばOK。眉は理想の形がわかっていれば、それに向かっていくだけ。簡単でしょう。
池光:若いころは、ファンデーションを塗るだけでよかったけれど、大人世代はテクニックも必要なのですね。
浅香:ひとつ知ると、今度はほかの方法も知りたくなる。そうして、どんどんきれいになっていった人をたくさん知っています。
池光:なんだか、鏡を見るのが楽しくなりそうな……。
浅香:そうですね。何歳からでも美しくなれる。そう考えると、人生が楽しくなりませんか。
第13回 ふっくら健康的に見せるメイク/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
ハイライトとしっかりとした眉のおかげで、目元にハリが生まれ生き生きとした印象に。「しわばかりを気にしていて、笑顔を忘れていました」と池光さん。
●次回は、ふっくらメイク第2弾。チークと口紅のポイントを公開します。お楽しみに。
浅香純子(あさか・じゅんこ)さん
浅香純子さんに、自分の顔が好きになるポジティブメイクを教えてもらいます。
「Say若創り学教室」主宰。長年、大手化粧品会社でブランドマーケティングに携わる。コスメブランド「RMK」では商品開発&PRを担当。「SUQQU(スック)」「CHICCA」などのブランドの立ち上げにも従事。2011年に退職後、大人のためのコスメブランド「Say」のブランドマネージャーに就任。2012年、東京・銀座に中高年女性向けのスキンケアとメイクを学ぶ「Say若創り学教室」をオープン。豪快でありながら説得力のある語り口が人気で、雑誌やテレビでも活躍している。近著に『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる』(大和書房)『いくつになっても変われる 大人のメイクレッスン』(ナツメ社)がある。
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