恵まれた体格に明るい笑顔。須貝さんが毎日イキイキと過ごせる理由には、子どもの頃に身に付いた食事習慣がありました。「小さい頃から食事は好き嫌いをせずに食べていました。高校時代はよく祖母が夜ごはんを作ってくれていましたが、ごはん・主菜・副菜…と彩りの良い食卓だったと記憶しています。野球をやっていたので、母が体のことを考えて毎日の弁当の栄養バランスには気遣ってくれたと思います。そのおかげか、大人になってからも自然とバランスを考えて食べていますね」。とくに好んで食べるのは「定食」だそうで、「ごはん、汁物、肉魚や野菜というように一度で色々食べられるところが好きです。毎日食べても飽きないし、栄養バランスも自然に整うのが嬉しいですね」と語ります。毎日きちんと健康管理をしているように見える須貝さんですが、実は大の面倒くさがりや。自身の健康意識についても「それほど高くないです」とのこと。だからこそ、無理なく健康を維持するために心掛けているというのが「食事の色を見る」。「食べ物の栄養素をひとつずつ意識するのは大変ですが、色数を気にするくらいならできます。白だけ、茶色だけといった食卓はあきらかに栄養バランスが整っていないと見た目で分かりますよね。僕は赤や緑色が不足しがちなので、自炊する時もトマトを足したり小松菜を足したりと意識的にプラスするようにしています」。負担なくバランスを整える食事習慣、これなら忙しい毎日でも取り入れやすいですね。

大学院での研究に没頭しながら、「QuizKnock」のメンバーとして動画出演や企画にも携わる須貝さん。元気でユーモア溢れる語り口にはファンも多く、講演や書籍出版など活動の幅は広がるばかりです。なかでも「QuizKnock」の活動は楽しく、大きなやりがいを感じているといいます。「僕がクイズを始めたのは2年半前ですが、『こんなに楽しいことがあったんだ！』と、今ではすっかり趣味のひとつです。『森羅万象を知っているだけで楽しい、強い』という趣味はなかなかありませんから！メンバーの多くはクイズ部出身ですが、そうでない僕が答えられたり答えられなかったりする部分はみなさんと感動を共有できる部分だと思うので、やりがいも感じています」。また、科学実験動画「QuizKnock Lab」では、リーダーとして専門の理科や科学分野の実験動画の企画やプロデュースにも積極的に取り組みます。「理科というのは、敬遠されがちな科目かもしれませんが、物理は“物の理”なのでこの世にずっとあるんです。それを面白いと思って見られるようになれば、世界中の全てが面白いと思ってもらえるはずだという確信があるので、これからも動画を通してどんどん伝えていきたいですね！」。

大の面倒くさがりやと言いつつも、健康的な生活をきちんと送っている須貝さん。バランスよく食事をする以外にも、筋トレも欠かせない生活の一部だといいます。そのモチベーションは、なんと「ゲーム好き」にあるのだとか！「僕の人生のテーマは常に“強くなる”こと。RPGゲームの主人公は、初期設定の名前ではなく絶対に『しゅんき』でやるように、自分が一番強いのが好きなんです。健康も筋肉も人生において確実に『強い』ポイントなので、そこは強化したいなと。筋トレはもはや家事みたいなもので、やらないと気持ち悪い感覚ですが…。ゲームでレベルアップするように、自分のレベルを上げていきたいんだと思います」。健康＝強い！というユニークな考えを聞かせてくれました。そして、“健康レベル”を上げるために欠かせない、もうひとつの習慣がネイチャーメイド。「僕にとってサプリメントは、毎日レベルが上がる飴を食べるようなイメージ。食事だけで補えない栄養素を補強するために、スーパーマルチビタミン&ミネラル、スーパービタミンD、ビタミンBコンプレックス、ビタミンCの4種類を飲んでいます。ちなみに僕が一番好きな栄養素はビタミンB2です。なぜならば光るから！ ビタミンB2、別名『リボフラビン』は紫外線を当てると光るんですよ」と、最後までユニークな須貝さん。バランスの取れた食事と筋トレをゆるく継続することで、より「強い」自分にレベルアップしていきます。