ヒトアディポネクチンラテックスキット

キット概要
ヒトアディポネクチンラテックスキット

はじめに

アディポネクチンは、1996年に当時の大阪大学医学部第二内科 松澤らのグループにより、脂肪組織中に特異的に発現する遺伝子 apM1(adipose most abundant gene transcript)として新たに同定されたサイトカインであり、近年、様々な生理活性を有することが報告されています。
特に平滑筋細胞の増殖を抑制することや単球の内皮細胞への接着を抑制することから、動脈硬化や肥満、糖尿病との関連が注目されています。

キットの特徴

  • ラテックス免疫比濁法を測定原理としています。
  • 自動分析装置に適用可能です。
  • 共存物質の影響をほとんど受けません。
  • 本品は研究用の試薬ですので病気の診断や経過観察等の臨床診断目的に使用することはできません。
キット構成

キット構成

別売品 ADNキャリブレーターセット
測定方法

日立7170S形自動分析装置の例

  1. 1試薬の調製方法
    1. 1安定化液:そのまま使用します。
    2. 2ラテックス試薬:そのまま使用します。
    3. 3キャリブレーター1~6:そのまま使用します。
  2. 2測定操作法
    2.0µLの検体に90µLの安定化液を加え、37℃で5分間加温した後、90µLのラテックス試薬を加えます。37℃で加温しながら1分後、及び5分後に主波長570nm、副波長800nmで吸光度を測定します。同様にキャリブレーターを用いて操作したときの吸光度と対比し、検体中のアディポネクチン濃度を求めます。
性能

1.測定範囲

0.5~25µg/mLのアディポネクチンを測定することができる(日立7170S形自動分析装置)。

2.感度

生理食塩水と0.5µg/mLの管理血清をそれぞれ5回同時測定するとき、MEAN±2S.D.は重ならない。

3.正確性

既知濃度の3種類の管理血清1(1~3µg/mL)、管理血清2(4~7µg/mL)及び管理血清3(8~11µg/mL)を測定するとき、既知濃度±15%である。

4.同時再現性

既知濃度の3種類の管理血清1(1~3µg/mL)、管理血清2(4~7µg/mL)及び管理血清3(8~11µg/mL)を5回同時測定するとき、CV値は各々10%以下であった。