製品開発ストーリー

カロリーメイト 製品ストーリー

5大栄養素をバランスよく含む
栄養補給の新ジャンル登場

医療分野で開発された「口から摂る栄養食」を健康な人の栄養補給へ応用できないだろうか。
そうした想いで「カロリーメイト」の開発は進められました。

発想は点滴に代わる栄養食

ある研究員は、医師との会話のなかで、食事ができないために退院できず、元の生活に戻れない人が多くいることを知りました。
「普通の食事ができない人でも食べられるものを創れないだろうか」
長年培ってきた栄養製品に関する技術とノウハウを活かし、点滴に代わる臨床栄養食の開発がスタート。そして、カロリーメイトの前身となる濃厚流動食「ハイネックス-R」が誕生しました。1970年代当時は日本人のライフスタイルが多様化し、食事の欧米化、インスタント食品の急速な普及、朝食欠食や深夜の食事など、食生活も大きく変化した時代。この濃厚流動食を健康な人の栄養補給にも応用すべく開発が進められたのが「カロリーメイト」でした。“健康維持に欠かせない5大栄養素をバランスよく、いつでもどこでも手軽に摂ることができる”。しかし、このコンセプトを実現する製品の開発は困難を極めました。

コンセプトは「バランス栄養食」

栄養豊かな製品であるということは、数多くの原料を用いるということ。中身が均等に混ざり、一口食べただけでも栄養バランスを保つ製品である必要があるため、通常混じり合わないものを分離させない乳化技術の確立が不可欠でした。そして栄養バランスと味のこだわり。ひとつの栄養素の分量を変えると、材料の配分すべてを計算して作り直しが必要となります。試行錯誤の連続でしたが製品コンセプトは決して変えませんでした。
長い開発期間を経て、1983年、カロリーメイトは誕生しました。ブロック1本100kcal、缶1本200kcalとカロリー計算しやすい設計。食品のカロリー表示さえほとんどなかった時代に、カロリーはもちろん、含まれている栄養成分に至るまで明らかにした、健康管理に利用できる画期的な製品です。当時、栄養の豊かさを訴求する食品は少なくなかったものの、「バランス栄養」を訴求したものはありませんでした。

栄養補給の新ジャンルとして誕生したカロリーメイトの製品コンセプトを理解してもらうため、着目したのはスポーツ栄養。栄養バランスや体重管理が重要なアスリートに最適だと考え、現場で製品の価値を説明し、試してもらう活動を続けました。その結果、アスリートに受け入れられ、評判は医師や栄養士に広まりました。消費者にも製品価値が徐々に伝わり始めた頃、時代はダイエットブームを迎えます。無理な食事制限が問題視されるなか、栄養バランスがよく、カロリー計算の簡単なカロリーメイトは人気を博し、人々の生活の中へと一気に浸透しました。
現在では、市場売上No.1ブランドとして、この分野をリードし続けるとともに、スポーツ、ダイエット、朝食、仕事や勉強中の栄養補給、災害備蓄などにおいてバランス栄養食の必要性を訴求する活動を続けています。

  • インテージ SRI 栄養バランス食品(種別:クッキー・ビスケット、シリアル、ケーキ)市場 2020年1月-12月 推計販売規模(金額)
カロリーメイト

5大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)を手軽に摂れるバランス栄養食。ブロック、ゼリー、リキッドタイプから目的に合わせて選べます。