女性の健康推進プロジェクト

女性の健康週間

毎年3月1日から8日までを「女性の健康週間」と定められています。
女性の健康に関する知識の向上や、女性の健康課題について
社会的な関心と理解を深めることを目的とした一週間です。
女児の健やかな成長を祈る「ひな祭り(3月3日)」や、女性の権利と世界平和を目指す
「国際女性の日(3月8日)」を含むこの期間中には、毎年全国でさまざまなイベントが開催されています。

「女性の健康週間」が定められた経緯

「女性の健康週間」は、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会が、「産婦人科医が女性の健康を生涯にわたって総合的に支援すること」を目指して、2005年に活動をスタートしたのが始まりです。
その後、2008年からは厚生労働省も積極的な取り組みを始め、国や地方公共団体、関連する企業や団体が一体となったさまざまな活動を展開しています。

日本産科婦人科学会

シンボルマーク

シンボルマークは、産婦人科医が女性の生涯の健康を総合的にサポートする姿勢を表現しているそうです。
モチーフとなったのはWOMANの「W」。
上部に並べられた3色の丸は「母娘3代」とともに「女性の体・頭・心の問題」も表しています。

「女性の健康週間」における
自治体や企業の取り組み

「女性の健康週間」の期間中は、全国規模で啓発活動がおこなわれ、
日本産科婦人科学会や日本産婦人科医会が主催するセミナーや、各自治体による女性向けの健康相談会、
関係企業からの動画メッセージなど、毎年幅広い情報が提供されています。

日本産科婦人科学会の主な活動内容

  • 女性の健康に
    関する
    情報発信の
    ためのイベント
  • 市民公開講座の
    開催
  • シンボルマーク
    バッジの
    着用
  • 病院・医院等での
    「女性の健康週間
    ポスター」の
    掲示
  • 新聞等による
    啓発情報の発信
  • ホームページでの
    活動紹介

各自治体の取り組み

女性特有の子宮頸がんや乳がん、女性に多い大腸がんなどの検診受診を呼びかけるキャンペーンや、マタニティ講座や乳幼児健診、無料の健康相談などが開催されています。また、そんな女性の健康に関して、多くの人に関心を持ってもらうために、著名人がSNSで子宮頸がん検診の受診を呼びかけたり、マンガで女性の健康を解説したWEBサイトの運営など、各自治体ごとに様々な取り組みが行われています。

企業の取り組み例

期間中に女性に対してヨガやエクササイズが無料になるイベントを開催したり、著名人や医師などを話し手に迎え、女性の健康をテーマにしたトークセッションをオンラインで配信したりするところもあり、女性のヘルスリテラシー向上を支援しています。

ヘルスリテラシー(健康に関する自己管理能力)…「知って、気づいて、相談して、対処する」ことであり、健康に関する知識や情報を理解し、活用する力を指す。

「女性の健康週間」からはじまる
社会的な理解の向上へ

女性の心身は、思春期、妊娠、出産、更年期とライフステージごとに大きく変化します。
女性ホルモンによる変化だけでなく、女性の就業率向上や、晩婚化、平均寿命の伸長など、社会的な影響も少なくありません。
ライフスタイルが多様化するなか、女性の健康維持には、社会的なサポートが必要です。
女性の総合的な健康を考えるためには女性だけが取り組むのではなく、
男性、女性ともにお互いの性差を理解し、それぞれに応じた健康づくりが求められています。

製薬「女性の健康推進プロジェクト」
の活動

製薬「女性の健康推進プロジェクト」でも
「この週間を女性の健康を考えるきっかけにしていただきたい」という想いから、
様々な活動を実施しています。