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赤ちゃんの肌のおはなし

大人との肌の違い

外からの刺激に敏感で、とっても汗かき

赤ちゃんの皮ふの厚さは大人の1/2しかありません

赤ちゃんの皮ふの厚さは約1mm、大人の約1/2しかありません。生後4ヶ月頃までは、お母さんの黄体ホルモンの働きで多く分泌されていた皮脂量も、4ヶ月を過ぎると急に少なくなって、大人(20代のお母さん)の約1/3に。皮脂が少ないと肌のバリア機能が十分に働かないので、外からの刺激などを受けやすい状態になってしまいます。

赤ちゃんの皮ふは皮膚分泌量が少ない

赤ちゃんは大人の2~3倍も汗っかき

また、肌の表面のpHは酸性から中性に近づくにつれ、細菌が増えやすくなるのですが、大人の皮ふ表面のpHが弱酸性に保たれているのに対して、赤ちゃんの皮ふは中性に近い状態。皮ふトラブルを起こしやすい状態でもあるのです。

さらに、あんなに小さな赤ちゃんの体に大人と同じ数の汗腺があるため、同じ面積に大人の6~7倍もの汗腺がある計算になります。そのため、赤ちゃんは大人の約2~3倍ほどの汗をかく大変な汗っかきなのです。汗をかいたままにしておくと不潔な状態になりやすいので、あせもや、ひどいときは皮ふトラブルを起こすこともあります。毎日、体をキレイに洗って、スキンケアでデリケートな肌を健やかな状態に保ってあげましょう。

  • ※pH=水素イオン濃度のことで、1~14までの数字で表します。pH7付近が中性。pH7未満は酸性、pH7より数値が大きいとアルカリ性です。

スキンケアのポイント

キレイに洗ってうるおいをキープしてあげましょう

1日1回はベビー用のボディシャンプーできれいに

赤ちゃんのスキンケアの第一歩は、肌を清潔に保つこと。赤ちゃんは新陳代謝が盛んで汗っかきなので、1日1回はベビー用の石けんやボディシャンプーでキレイに洗ってあげましょう。

ガーゼ、スポンジなどのやわらかいもので、やさしくていねいに。とくに汚れが残りやすい首のまわり、おしりやおまた、おちんちんの周囲や裏側などは、しわやくびれを伸ばすように人さし指や親指をさし入れて念入りに洗って。ただし、お母さんの爪が伸びていると赤ちゃんのデリケートな肌を傷つけてしまうので、短めに整えておきましょう。

やさしくポンポンと水分をふいてあげましょう

石けんやボディシャンプーが肌に残らないように、キレイに泡を落としたら、バスタオルでポンポンと軽く押さえるように水分を十分にふき取りましょう。こするように拭いてしまうと、赤ちゃんのデリケートな肌が傷ついてしまいます。

また、体を洗ったあとは、肌が乾燥しがちですので、肌のカサカサが気になるときは、保湿効果のあるローションクリームなどでやさしく保護してあげましょう。毎日、体をキレイに洗って、スキンケアでデリケートな肌を健やかな状態に保ってあげましょう。

スキンケアグッズの選び方

まずは製品パッケージ裏の表示をチェック!

赤ちゃんのデリケートな肌には、低刺激性のベビー専用スキンケアグッズがおすすめです。まず、製品のパッケージ裏の表示からチェックしましょう。

皮ふにアレルギーなどを起こす可能性のある成分は入っていませんか?気になる方は、香料や着色料、パラペン(防腐剤)などが入っていないものがおすすめです。スキンケアグッズを選ぶときには成分もチェックするとよいでしょう。とくに敏感肌、かぶれやすい肌質の赤ちゃんは、初めてのスキンケアグッズを使うときには、少量を腕の内側などに2~3日繰り返し塗ってみて、赤くなったりブツブツがないことを確かめてから使うようにすると安心です。

赤ちゃんのお肌には「弱酸性」のものを

大人の皮ふ表面のpHが弱酸性に保たれているのに対して、赤ちゃんの皮ふは、中性に近い状態です。酸性から中性に近づくにつれ、細菌が増えやすくなります。つまり赤ちゃんの皮ふはトラブルを起こしやすい状態でもあるのです。だからこそ、赤ちゃんのお肌には「弱酸性」のスキンケアグッズでケアしてあげましょう。

医薬部外品と化粧品の違い

またスキンケアグッズで「医薬部外品」とパッケージに書かれているものは、「肌あれ防止」など特定の目的に対して効果が認められた有効成分が配合されているものです。「薬用」と表示されているものもあります。一方「化粧品」とは、特定の目的ではなく、「皮ふを健やかに保つもの」とされています。使用目的に応じて、こうした点もチェックして製品を選んでみるとよいでしょう。

スキンケアグッズいろいろ

スキンケアの流れ

沐浴剤 お湯に混ぜて使う洗浄料です。上がり湯が必要ないうえ、マイルドな洗浄力で新米お母さんにも安心です。
ベビー石けん(固体) 洗い上がりがさっぱり。泡ぎれがいいのが特徴です。
ベビー石けん(液体) メーカーによっては「ボディソープ」と言います。肌をやさしく洗います。ポンプを押せば泡の状態で出てくるタイプもあります。お肌を清潔にし、うるおいを補う成分の入っているものもあります。
ヘアシャンプー 大きくなって髪の毛が増えてきたら、髪専用のシャンプーでしっかり洗ってあげましょう。
ベビーローション 肌がカサカサしてきたり、うるおいが足りないと感じてきたら、ローションでうるおい補給をしてあげましょう。
ベビークリーム ローションよりも保湿力がほしいときに。あせもや肌あれに効果があるものもあります。
ベビーオイル クリームよりさらに高い保湿力があります。鼻や耳、おへその汚れ落としとしても大活躍です。

冬のスキンケア

空気が乾燥する冬は、清潔&保湿がポイント

寒さ、乾燥、外からの刺激。赤ちゃんの冬は敵がいっぱい

冷たい外気や室内の暖房で空気が乾燥する冬は、肌がかわきやすくなる季節です。夏はトラブル知らずだったのに、冬になって急に皮膚がカサカサになってしまう赤ちゃんも多いようです。とくに、皮脂の分泌量が急に少なくなる生後2~4カ月以降の赤ちゃんは注意が必要です。肌のバリア機能が十分に働かなくなるので、ホコリやダニ、細菌など、外からの刺激をより受けやすい状態になります。夏以上にスキンケアには気をつかってあげましょう。

スキンケアの基本は、やっぱり「清潔」に保つこと

冬でもスキンケアのポイントはまず「清潔」にしてあげることです。赤ちゃんは冬でも、大人に比べてたくさんの汗をかいています。暖房のかけすぎにも注意しましょう。まずは、お風呂で皮膚についた汚れやホコリをやさしく洗って取り除き、皮膚を清潔にしてあげましょう。長湯をすると皮脂を奪いすぎてしまうので、低めの温度でサッと入れてあげることが大切です。

冬は特に「保湿」と「保護」に気をつけて!

低温、低湿な上に暖房を使う冬は、肌がすぐカサカサに。お風呂上がりもすぐに肌が乾燥してしまいます。入浴後は、保湿効果の高いローションを全身にたっぷり使って保湿してあげてください。とくにカサカサが気になるときは、クリームをプラスしてあげましょう。お尻があれたり、肌がささくれ立ったりしているところにも塗ってあげるといいでしょう。皮膚のバリア機能が不完全な赤ちゃんのお肌をクリームで保護してあげると、しっとりします。

赤ちゃんの肌を守ってあげる最初の一歩

爪切りをこまめに 伸びた爪でひっかいたりしないように、爪はいつも短くなめらかにしてあげてください。
ふんわり衣類 特に冬は肌に刺激が生じやすいので、ふんわりした綿の衣類を着させてあげてください。
汚れたらキレイに 汗、汚れ、食べこぼしは、すぐにおしぼりやガーゼで拭いたり、こまめに洗ってあげてください。長時間そのままにしておくと、赤ちゃんのお肌を刺激してしまいます。

スキンケアの製品ラインナップ

  • 薬用スキンケア

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