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アロマセラピー | PMSラボは月経前の心や身体の不調「月経前症候群」に関する情報サイトです。

アロマセラピー

公開日:

ストレスがやわらいでリラックスできる、いやされる、と人気のアロマセラピーは、PMSの症状の改善が期待できます。

アロマセラピーとは

日本アロマ環境協会では、アロマセラピー(同協会では「アロマテラピー」と呼ぶ)を、「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、美と健康に役立てていく自然療法」と定義しています。アロマセラピーの目的には「心と身体のリラックスやリフレッシュを促す」「心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす」「心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す」といったことがあげられます。

PMSに対するアロマセラピーの効果

日本の女子学生17人(平均年齢20.6歳)を対象に行った試験では、アロマセラピーが心を落ち着かせ、PMSによる精神症状をやわらげるという結果が出ました。(※1)
対象者は軽症から中等症のPMSの症状がある人で、症状が出る月経開始予定日の前7日の間に、ラベンダーの精油を用いて芳香浴を行った場合と、ラベンダーの精油を入れないただの水で芳香浴を行った場合を比較しました。
芳香浴は、芳香拡散器を鼻下30㎝のところにおいて、10分間香りをかぐという方法で行いました。
気分や感情の様子を調べる「POMS試験」を行ったところ、ラベンダーの芳香浴によって、「気分の落ち込み」や「混乱」といった項目に明らかな改善がみられました。さらに身体のさまざまな機能をコントロールする自律神経系の変化をみるために心電図をとったところ、芳香浴によって心拍数が下がり、副交感神経の活動が上がる(=リラックスする)ことも確認されています。
この研究を行ったグループは、ゆずの精油でも同様の試験を行っており(※2)、同様の結果が得られています。試験の対象者にどちらの精油のほうが好きか、また親しめるかについて聞いたところ、ラベンダーよりも、料理などで日本人になじみのあるゆずのほうが人気でした。好みの精油でアロマセラピーを楽しむことが効果的なのかもしれません。

PMS対策のために、心身ともにリラックスできるお気に入りの香りを見つけて、アロマセラピーを試してみて下さい。

※1 Biopsychosoc Med; 7: 12, 2013
※2 J Altern Complement Med; 23(6): 461-470, 2017

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