ULOS Questions

生きるを問い続ける。

「からだから生きるを問う」イベント振り返り、そしてこれから。

2023年11月24日。「UL・OS Questions」がスタートした日。吉川晃司さんや有識者の方々、そしてあなたと「『問い』を立て始めた日」とも言えるでしょうか。同日から開催された『吉川晃司とUL・OS展「からだから生きるを問う」』の様子を振り返りつつ、UL・OS担当者の声も交えながら、はじまりの想い、そしてこれからの決意を記します。

はじまりは、いつもいろんな感情のあいだで

何かが始まるとき、何かを始めるとき、あなたはどんな感情をもつことが多いですか。期待、不安、緊張、安堵――決して単一ではなくいろんな気持ちが入り交じった、なんともいえない心持ちでスタートラインにつく経験。人生のなかで、何度となく味わったことがあるのでは。

この「UL・OS Questions」に中心人物として関わり、プロジェクトの発表会にも登壇した小島涼太朗(大製薬株式会社 ニュートラシューティカルズ事業部)。彼がこの「はじまり」の瞬間に感じたのはどのような気持ちだったのでしょうか。

小島:構想段階からでいうと1年以上準備を続けてきて、ようやく世に出すことができたという安堵の気持ちが一番大きいですね。特に最後の1カ月間は、とにかく駆け抜けたなあと。
吉川さんや事務所の方とも、制作関係者の皆さまとも、多くの議論・検討を積み重ね、時には遅い時間まで会議が長引いたりすることもありました。限られた時間のなかで、どこかで妥協するという選択肢もとれたかもしれない。でも妥協というのは、そこで考えることをやめるということ。最後の最後まで「問い続けた」結果として、良い形で発表できたんだと感じます。

小島涼太朗

本気で「問う」ことができたから、本当のスタートが切れた

発表会当日の11月24日から29日にかけて開催された『吉川晃司とUL・OS展「からだから生きるを問う」』。おかげさまで多くの人にお越しいただきました。吉川さんにご披露いただいたありのままの姿に驚く人、投げかけられた問いを見つめて何やら考え込む人、思い思いの様子がそこにありました。

「からだから生きるを問う」イベントの様子

小島:もし、来場者の皆さまが楽しんでいただけていたのだとしたら、それはUL・OSと吉川さんがそれぞれ本気で問いを投げかけた成果なのかなと思います。
本来、広告制作などではブランド側が伝えたいことがまずあって、それを伝えるにはどんなタレントさんに出演いただくのがいいか検討したうえで出演交渉して――というのがよくある順序だと思います。でも今回は、企画構想の段階から吉川さんに参加いただき、「一緒にブランドをつくる」という形でご一緒させていただきました。

イメージキャラクターでも、アンバサダーでもない。一緒にブランドをつくる仲間。そうした関係性を築くなかで、吉川さんに感化された部分も大きかったといいます。

小島:実は当初、顔だけにフォーカスした写真を撮影するという案もあったんです。でも吉川さんが「人の生き様というのは、からだ全体で示すものなんだよ」と。知らず知らずのうちに“切り取ってしまっていた”ことに気付かされ、結果として身体も含めて写し出す作品ができていったんです。
吉川さんは常にありのままであること、ありのままを伝えることの意義を説いておられました。そこに人の生き様がにじみ出るのだ、と。

本番はこれから。「近道」を選ばず歩んでいく

お披露目して一息つけるならどんなに楽なことか、と思いますが、プロジェクトはスタートラインに立ったばかり。
12月4日からは、吉川晃司とUL・OS展の作品の一部を交通広告として、東京、大阪、名古屋、福岡などのエリアで順次展開しています。また、有識者の方々と「問いを立て合う」取り組みも進んでいきます。そちらは関連記事からぜひリンクしてお楽しみください。

からだから生きるを問う

来年、再来年、いや「生きるを問い続ける」ことに終わりはありません。最後に、小島にこのプロジェクトの今後に向けた決意について問いました。

小島:「生き方」とか「人生」を問うって、大それたテーマなのかもしれません。でも、そういうことって日常生活のなかで考える機会がなかなかないと思うんです。だからこそ、問いを投げかける意義があるのではないかと。あまりに壮大すぎると考えることをやめちゃうでしょうし、卑近すぎると意義が出ない。問いの立て方も伝え方も、工夫が必要になるでしょうね。
UL・OSはスキンケアのブランドですから、「肌」というのは一つのトピック。でもそれはあくまで入口でしかないと考えています。肌をよりよく保つためには、よい習慣が必要で、よい習慣が続くことでよい生活、そしてよい生き様につながっていく。そうやって、丁寧に積み重ねることの意義が伝わる活動でありたいですし、我々もまた、吉川さんがおっしゃるとおり「近道を選ばず」、丁寧に進んでいきたいと思います。

アート写真:HIRO KIMURA

ウル・オス