ULOS Questions

生きるを問い続ける。

三人寄れば“問”殊の知恵? 問い続ける人たちの視点と思考から

「問う」こと。それは、ヒトという生き物の特権。

「空はどうして青いの・・・?」と、子どもに素朴な疑問を投げかけられたり。
「タイムマシンがあったら、過去と未来どっちに行く?」か真剣に悩んでみたり。
そんな機会が、あなたにも少なからずあるんじゃないでしょうか?

ヒトは「問い」を通じて、思考が定まったり、視野が広がったりする生き物です。その意義は、多様な生き方・価値観が大切にされるこれからの時代において、もっと強くなっていくはず。

UL・OS Questionsは、あらゆるジャンルの最前線で日々何かを「問い続けている」方々と活動を共にしていくことを決めました。

その意義とは、何らかの事物についての説明や解説を仰ぐことでは決してありません。道を究める方々と対話し、共に思考を深めるなかで垣間見える、それぞれの物の見方やとらえ方そのものを通して、何か生きるヒントが見つかるのではないか。そう考えています。

「問い」を立てあう人たち

2023年11月の段階で、当プロジェクト単体ではなく、下記の有識者を含め計三者で、それぞれの方との対話を始めています。

「キャリア教育」の見地から、生きるを問いあう
藤田 晃之 氏(教育学者/筑波大学人間系教授)

藤田晃之氏

1963年茨城県生まれ。専門は教育学、進路指導・キャリア教育研究。中央学院大学、筑波大学教員を経て、2008年より5年間、文部科学省国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター総括研究官、及び、同省教科調査官・生徒指導調査官を任官。キャリア教育に関わる調査・研究と施策推進に携わる。

「美術」の見地から、生きるを問いあう
岩渕 貞哉 氏(『美術手帖』総編集長)

岩渕貞哉氏

1999年慶応義塾大学経済学部卒業。2002年より『美術手帖』編集部に携わり、2008年より編集長を務める。2017年、ウェブ版「美術手帖」を立ち上げる。公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い場面で現代のアートシーンに関わる。

答えは見つからないかもしれない。それでも――

このウェブサイトではこれから、各氏とのダイアログ(対話)を順次掲載していきます。「インタビュー」ではなく「対話」としたのは、彼らもまた、決して絶対解など存在しない問いを立て続けている張本人であり、一方的に話を訊くのではなく、対話のなかで共に考える仲間でありたい、と強く願っているからです。いま挙げた2名のほかにも、今後多様な分野の「問い続ける人たち」と出会い、そして対話を重ねていく予定です。

また、その問いは、立てて終わらせるものではありません。識者の方々、そして私たちが共に関心を強めたテーマについては、その検証のための何らかのアクションを起こしていきたい、とも考えています。
決してたやすく答えは見つからないでしょう。なんなら最後まで答えにはたどり着かないのかもしれません。ですが、近道を求めず思考し続けることそのものが、このUL・OS Questionsの選ぶ生き方なのです。

それぞれの分野を究める皆さんが、世の中を、生きるということを、どのような視点でみつめているのか。そこにどんな「問い」を携えているのか。
その一端を感じていただくとともに、あなたもまた、共に考える仲間で居ていただけるのなら、こんなにうれしいことはありません。

今後の展開を、ぜひ楽しみにしていてください。

ウル・オス