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ブリストル・マイヤーズ株式会社
大塚製薬株式会社
2010年6月8日
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(本社:米国ニューヨーク州、CEO:ランベルト・アンドレオッティ)と大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本 太郎)はSPRYCEL®(スプリセル、一般名:ダサチニブ水和物)に関し、新たに診断された慢性期CML患者さんの治療において、1日1回SPRYCEL® 100mgの投与と1日1回イマチニブ 400mgの投与を比較する第III相試験の結果が、New England Journal of Medicine誌に掲載されるとともに、第46回アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO:American Society of Clinical Oncology)年次会議で発表されたことを報告しました。本試験はDASISION試験と呼ばれ、慢性骨髄性白血病の慢性期(CML-CP)の患者さんの第一選択薬として、SPRYCEL®とイマチニブの使用が比較されています。
この試験では、1日1回のSPRYCEL®100mg投与における有害事象発生率と投与中止率がイマチニブと同等であることが明らかになりました。血液関連の有害事象は、どちらの治療薬でも共通して見られました。
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター白血病部門長であり、New England Journal of Medicine誌掲載論文の主筆であるハゴップ・カンタルジャン(M.D.)教授は、次のように述べています。「12カ月以内に細胞遺伝学的完全寛解が達成されなかったCML患者さんは病気の進行のリスクが高まることがデータから示唆されているため、現在の治療ガイドラインでは、この治療目標を達成することが重要であると述べています1,2,3」。
DASISION試験において、12カ月以内に確定したCCyR(確定したCCyR:二回連続してCCyRを評価すること)を達成した患者さんの割合は、イマチニブ群の66%に対し、SPRYCEL®群では77%でした(p=0.007)。さらに、1年以内にCCyRを達成した患者さんの割合は、イマチニブ群の72%に対し、SPRYCEL®群では83%でした(p=0.001)。CCyRに到達するまでの期間は、イマチニブ群よりもSPRYCEL®群の方が短く(ハザード比=1.5、p<0.0001)、SPRYCEL®群の半数以上(54%)の患者さんが3カ月以内にCCyRを達成しました。また、SPRYCEL®群では、より感受性の高い治療反応性指標である分子遺伝学的寛解(MMR) を達成した患者さんも、イマチニブ群の2倍に達しました(ハザード比2.0、p<0.0001)4,5。
SPRYCEL®群とイマチニブ群に共通して見られた有害事象(全グレードを含む)は、表在性浮腫(それぞれ9%と36%)、嘔気(同8%と20%)、発疹(同11%と17%)、筋肉の炎症(同4%と17%)でした。試験中の体液貯留の全般的な発現率は、SPRYCEL®群で19%、イマチニブ群で42%でした。胸水は、SPRYCEL®群(10%)だけで見られました。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と大塚製薬株式会社は、CML-CPの成人の患者さんの第一選択薬としてのSPRYCEL®の承認を求めて、年内にもDASISION試験のデータを世界中の保健当局に申請するため、準備を進めています。
DASISION (Dasatinib versus Imatinib Study in Treatment-Naïve CML Patients)試験は、新たに慢性期CMLと診断された患者さんの治療において、SPRYCEL® 100 mgの1日1回食事制限なしでの投与とイマチニブ 400 mgの1日1回の投与を比較する非盲検、ランダム化、第III相国際共同臨床試験です。この試験には、519人の患者さんが登録されました。259人がSPRYCEL®群、260人がイマチニブ群にランダムに割りつけられました。試験の主要評価項目は、12カ月目までの確定した細胞遺伝学的完全寛解(CCyR)でした。その他の重要な評価項目は、12カ月目までのCCyR、任意の時点における分子生物学的寛解(MMR)、無増悪生存期間および全生存期間でした。12カ月経過時点での推定生存率は、SPRYCEL®群が97%、イマチニブ群で99%でした。うっ血性心不全/心機能不全と致死的な心筋梗塞などの心臓に関する副作用は、SPRYCEL®およびイマチニブを投与された患者さんそれぞれの1.6%で報告されました。
CMLは、体内で無数の異常な白血球が生成される、ゆっくり進行するタイプの白血病です。最新の統計では、米国で約22,475人がこの病気に罹患しています。2009年には、5,050人が新たにCMLと診断されたと推定されます。 CMLは、2つの異なる染色体が切断され、互いに結合することによって発症します。この新たに生じた染色体はフィラデルフィア陽性染色体と呼ばれ、過剰な白血球細胞を生成するよう細胞にシグナルを送るBCR-ABLという異常な遺伝子を含んでいます。CMLを引き起こす遺伝子変化の原因は明らかにはなっていません。
*ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と大塚製薬株式会社は、米国、日本、および主要ヨーロッパ諸国におけるSPRYCEL®の販売に関して提携しています。SPRYCEL®は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社によって創薬、開発されました。日本におけるスプリセル®の概要に関しては、以下の「ご参考」をご確認ください。

参考資料
本資料は、米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と大塚製薬株式会社が、6月5日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に再編集したものです。内容とその解釈については原文である英文が優先します。
本ニュースリリースの商品名、写真ほかすべての掲載情報は、発表当時のものです。あらかじめご了承ください。