大塚製薬株式会社

企業
2014年8月5日

パキスタンにおける難民診療所「大塚ウエルフェアクリニック」
外務大臣表彰を受賞

  • 大塚製薬とその関係会社が2003年にパキスタンに設立した診療所「大塚ウエルフェアクリニック」が、アフガニスタン難民および地域の医療促進への10年を超える貢献が認められ、外務大臣表彰を受賞
  • 同クリニックは、これまでの10年間に70万人以上の患者さんに必要とされる医療を無償提供
  • 現地の文化や宗教などを考慮し、女性患者さんのため女性医師が常駐する、難民のためアフガニスタン言語にも対応できる医師を配置するなど、多様な患者さんのニーズに合うように運営方法を工夫

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岩本太郎)とその関係会社が運営する、アフガニスタン難民のための無料診療所「大塚ウエルフェアクリニック」(Otsuka Welfare Clinic)が、外務大臣表彰を受賞し、8月4日に外務省で行われた授賞式で 岸田外務大臣より、表彰状を授与されました。

大塚製薬とアジア・アラブで事業を営む関係会社23社は、2003年に、アフガニスタンとの国境近くのパキスタン・ペシャワールに「大塚ウエルフェアクリニック」を開設しました。米国同時多発テロ後、隣国アフガニスタンからパキスタンに押し寄せた180万人の避難民は、衣食もままならない状況でした。当時大塚パキスタンでは、赤十字を通じ輸液製品を提供していましたが、アジア・アラブ地域で事業を展開している企業として、現地で直接難民を支援したいとの強い想いから検討を重ね、難民キャンプで満足に治療を受けられない人々を支援するため無償で診療を行う同クリニックの設置を決定しました。

10年を経た現在、子供や女性を中心に、約150名/日が訪れ、これまで70万人以上の患者さんに無償で医療提供を行っています。今回、長年にわたるパキスタンにおけるアフガニスタン難民および地域の医療の促進への貢献が認められ、外務大臣表彰受賞となりました。

大塚製薬は、「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の企業理念のもと、 世界の人々の健康への貢献を使命として事業活動を展開すると同時に、生命関連企業としての自覚に基づき、人々の健康や地域に貢献できる様々な活動を行っています。当社はじめ、大塚パキスタンを含む関係会社は、今後も人々の健康に寄与すべく地域に根ざした活動を行ってまいります。

クリニック概要

大塚ウエルフェアクリニック (Otsuka Welfare Clinic.)

外務大臣表彰概要

外務大臣表彰は、多くの人々が国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中、特に顕著な功績のあった個人・団体について、その功績を称えるとともに、  その活動に対する一層の理解と支持を得ることを目的として、外務大臣が表彰するもの。1984年の第1回目の表彰式開催以降、毎年実施されており、今年で30年目を迎える。

ご参考

大塚製薬および関係会社の主なCSR活動

「健康」「自然環境」「地域社会」をキーワードに活動

本ニュースリリースの掲載情報は、発表当時のものです。