栄養教養学部 / カラダ整え学科

ビタミンB2

ビタミンB2を多く含む食品

  • 肉の肝臓全般

    肉の肝臓全般

  • ウナギ

    ウナギ

  • カレイ

    カレイ

  • 卵

  • 納豆

    納豆

  • アーモンド

    アーモンド

脂っこい食事    
多い人
注目ですぞ

1日の摂取推奨量:
30歳〜49歳
男性 1.6mg / 女性 1.2mg

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より

ビタミンB2の性質と働き

ビタミンB2は水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー産生に関わる酸化還元酵素の補酵素として働きます。
ビタミンB1が糖質の代謝に関わるのに対して、ビタミンB2は特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。「発育のビタミン」ともいわれ発育促進に欠かせない栄養素です。

脂質を多く摂りがちな人に大切な栄養素です

特に脂質を分解しエネルギーに変えるため、ダイエットをしている人、脂っこい食事が多い人には重要な栄養素です。
ダイエット中は食事制限により栄養素が不足する傾向にありますが、脂質の代謝のためにもビタミンB2が不足しないよう摂取を心がけましょう。

摂取のポイント

ビタミンB2は水溶性ですが酸や熱には比較的安定しており、調理による損失が少ない栄養素です。ただ、光やアルカリには分解されやすい性質を持っているので、冷暗所など光が当たらない場所に保管するようにしましょう。
また、肌のターンオーバーを促す働きを期待する場合には、タンパク質やコラーゲン生成を促すビタミンB6と一緒に摂るのがおすすめです。また、エネルギー消費量が多い人ほどビタミンB2を必要とするので、スポーツをする人は積極的に摂るように心がけましょう。

摂取の注意点

摂取不足

成長促進、皮膚や粘膜の保護といった働きがある栄養素なので、不足すると脂漏性皮膚炎、口内炎、舌炎、口角症、子どもの成長障害などを引き起こすことがあります。

過剰摂取

過剰摂取した場合は尿中に排泄されるため、過剰症の心配はありません。

妊娠中、授乳中の方へ

妊娠中は1.5mg、授乳中は1.8mgが推奨量とされています。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より