栄養教養学部 / カラダ整え学科
ビタミンE
ビタミンEを多く含む食品
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卵
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アーモンド
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オリーブオイル
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胚芽油
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アボカド
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大豆
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うなぎ
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かぼちゃ
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全粒穀物
抗酸化作用で
有名な
栄養素ですな
1日の摂取目安量:
30歳〜49歳
男性 6.0mg / 女性 5.5mg
※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
ビタミンEの性質と働き
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎます。また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立つことから、“若返りのビタミン”とも呼ばれます。
バリア機能でトラブルの少ない肌に
ビタミンEは、紫外線や外的刺激から肌を守り、適度な潤いを保つために必要なバリア機能を安定させます。また、ビタミンEには血行促進作用があり、皮膚の新陳代謝を高め、メラニンの排出を促します。シミ・ソバカスが気になる方も積極的にとりたい栄養素です。
摂取のポイント
脂溶性ビタミンであるビタミンEは、生で食べるよりも炒めものなど、油脂と一緒に摂取する方が吸収率が高くなります。酸化しやすい性質があるため、鮮度の良いうちに食べた方がいいでしょう。ビタミンC、βカロテン、ビタミンB2、セレンと一緒に摂ることで抗酸化力アップにつながります。

摂取の注意点
摂取不足
さまざまな食品から摂取できるため欠乏症は起こりにくいと考えられていますが、欠乏した場合溶血性貧血、不妊症、眼の障害、筋力低下、神経障害などが起きる可能性があります。
過剰摂取
体内に蓄積されにくい特性を持っているため、通常の食生活では過剰の心配はありません。しかし、アンチエイジングを謳ったサプリメントや健康食品等で過剰摂取になる場合があります。長期の過剰摂取により軽度の肝障害のリスクがあるため、目安量の摂取を心がけましょう。
妊娠中、授乳中の方へ
妊娠中は6.5mg、授乳中は7.0mgが目安量とされています。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
