－ 日頃から意識して摂っている栄養素はありますか？

ビタミンB、ミネラル、マグネシウム、ビタミンDなどは食事だけでなくサプリメントで摂り入れるようにしています。あとは必須アミノ酸。最近では葉酸も摂るようにしています。「意識して」摂らないと不足してしまいがちな栄養素って多いですからね。食事で「これだけ食べたし大丈夫！」と思っていても、体内で消化分解されて、吸収される量を考えると足りていないことも。そして吸収については人それぞれ違いがあって、単純に「お肉を何g食べたから平気」というわけではありません。自分の体や食生活を理解して、どのくらいが適量かを見極めること。難しいですが、最近なんとなくわかってきた気がします。
「いま必要としているな」と感じる瞬間、そんな体の声に耳をすますことが大切ですね。

－ さすが、パーソナルトレーナーをなさっているだけあって栄養についての意識が高いですね

いえ、トレーナーをやっていても栄養は難しい課題です、いまだに探り探りで。これを食べると元気になるとか、これさえ食べておけばいいというものではなく、また、これを食べないで我慢すればいい、ということでもない。 私は基本「ストレスを溜めないこと」が一番大切だと思っていて、炭水化物を摂ってはダメとか、何々してはいけませんという考え方はなるべくせずに、別にお菓子も食べていいと思っています。でもなぜ自分には良く無いのかや何の為に、を考えてみるのもいいかもしれませんね！食べてはいけない！と強制されているようなマインドの方が良くないと思います。量などに気をつけて本当に食べたいものなら自己判断で食べたら良いかなと思っています。食べては「いけない」というマインドの方がよくない。量に気をつけて、本当に食べたいものを食べることが一番だと思っています。

－ ご自身のトレーニングは1日のノルマなどあるのですか？

今は特に決めていません。気になったときにやる、気になった部分のトレーニングをするという感じですね。プロの指導を受けに行くこともあります。例えばお尻を鍛えたいと思ったら自分一人でやる追い込みには私には限界があるので、尊敬しているトレーナーの方に追い込んでもらっています。肩こりがあるなと感じたら肩のトレーニングをしますし、今の私に足りていないトレーニングを補っていく感じです。

－ 秋倉さんの栄養についての考え方、ライフスタイルなどは完璧にみえてしまいます

いいえ！暴飲暴食していた時期もあったんですよ！笑。ジャンクフードも大好きでしたし、小麦を摂りすぎて肌荒れしたり、胃が弱いのに辛いものばかり食べてしまったり。そういう経験を経て、刺激物を控え、野菜も生より蒸し野菜とか火の通ったものを選んだりするようになりました。サプリメントなどを取り入れだしたのも20代後半のこと。体にいいものを見極めるのが大事だなと、いろいろ気をつけるようになりました。

－ 秋倉さんにとって、栄養とは？

「生きる上での最適解を見つける」、探し続けることです。健康に生きたい、健康に生きるからこそ目標があって、できることがある。
私、海外のモデルさんが大好きで、彼女たちはみんなフィットネスしているんですよね。しなやかでかっこいい体。私もそんな体づくりをしたいと調べたこともありました。最初の入口は憧れでも、そこから自分に適した情報を選んで取り入れていく、それは楽しいことでもあり、振り返るとそれが学びの第一歩だったなと思います。
ヘイリー・ビーバーやカーリー・クロス、ベラ・ハディッド、素敵だなと思うモデルさんたちは栄養、運動、身につけるもの、自分をわかっていて今の自分にフィットするものを選んでいてすごいなと思います。たくさん自分の身体を知っているのかなと。今の私も彼女たちのように、自分に適したものを見極められる生き方ができていたらいいなと思います。