栄養は「毎日のベース」。
整ってこそ、朝が変わる。

5時こーじ 朝活コミュニティ「朝渋」代表

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栄養は、早起きするための
重要なポイント

- 早起きするために気をつけていることはありますか?

たくさんの人から早起きのコツはなんですかと聞かれます。仕事が忙しく深夜1時に寝る人が、明日からいきなり5時に起き始めるというやり方でいいのでしょうか?ともよく聞かれますが、それではさすがに3日くらいしか続かないでしょう。早起きするためには「早寝」。いかに早寝できる環境を作るかが重要です。夕食は大体寝る3~4時間前に済ませ、内容も睡眠の質を高めるものを選んでいます。重めの外食が続いたり暴飲暴食をしてしまうと、睡眠の質が下がるという実感があるんです。そこで私は週6で自炊。もともと料理が好きなので苦にならないということも大きいですが、食事がおろそかになると睡眠の質も悪くなり、仕事にも影響して、悪循環が生まれてしまいます。食事、睡眠、運動をベースに自分のご機嫌をよくする、ご機嫌力を高めると仕事や人間関係までスムーズにいくと感じています。

- 早寝早起きの生活は、ご家族とのすり合わせが大変だったりしませんか?

そう思われることが多いのですが、家族が全員同じ時間割で過ごす必要はないのかなと感じますね。妻は私より1時間遅く起き、1時間遅く就寝。私が先に寝た後の1時間が最高のひとり時間になっているのではと思います、笑。子育てしながら仕事をして、夫婦の時間もあり、1日の中で30分か1時間、自分だけの時間を確保するのは意外と難しい。仕事が優先、家事もがんばって、となると疲れてしまって心が満たされない、だから私は自分の時間を「朝」確保している、ということなんです。

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一人だけ「時差生活」、
それが、自分にとって
必要なものは何かを
教えてくれた

- ご家族以外とはどうでしょうか?

それも必ず聞かれるポイントですね。笑。みなさんが21時とか22時に趣味や飲み会をしアクティブに過ごす時間、私は先に寝て、その日を終わらせ、誰よりも早く次の1日を始める。何時に寝て何時に起きるか、それを自分で決めているだけなのに、そこに自分軸がはっきりと生まれます。私の意志で1日を終わらせ、始めること。当たり前のようで、意識している人が少ないことでもあるのです。こんな時間まで起きちゃった、寝ちゃった、誘われたから参加した、と、自分で決めているようでいて、実は他人の様子をうかがっていたり、みんながこうしているから、と他人の時間に合わせて生きているような感覚なんですよね。
理想的な夜の時間を過ごして1日を終わらせ、朝は決めた時間に起きる。自分との約束を守れたという意識が積み重なって、自分肯定感も高まってくるのです。

たまに「飲み会がない人生なんて楽しくないですよね」と言われたりするんです。でも月に4回は飲み会、行ってるんですよ。笑。飲み会の代わりのモーニング会は月5、6回。それにランチ会を1、2回くらい入れれば、月に10回は交流の機会を確保できます。お酒も好きですし、楽しんでいますよ。早寝早起きは飲み会や交流の妨げにはならないです。二次会が必要なのは、参加人数も関係していますね。十分に話せなかった人がいるから、もう一軒行こう!という話になる。でも私のモーニング会は少人数がほとんどなので長時間でなくてもいろいろな話ができますよ。効率的なのかなと感じます。

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一食一食大切にしたいし、
年齢に応じた栄養のコツは
あると感じる

- 早寝早起き生活では、時間割は重要なポイントですね

そうですね、買い出しの日、読書のための時間、仕事、ジム、モーニング会や飲み会のアポ、家族との時間、一人の時間、1日だけでなく週、月単位でもなんとなくの分配ができていて、仕事が忙しい時期は読書の時間配分が少し減るなどありつつ、バランスをとって時間割を決めています。

ジムは夕方の1時間行くことにしていて、筋トレ後にプロテインを飲んでます。それ以外にスーパーマルチビタミン&ミネラルも欠かさず飲んでいます。妻から、30歳を過ぎたらサプリメントで栄養を補うことも必要だよ、と勧められて。妻からの勧めじゃなかったら飲み始めていなかったかもしれません、家族から言われて、シェアして飲んでるというのも続く秘訣なのかな。
また睡眠時間が6時間以下のことはほぼなく、睡眠不足で体調が優れないことはないのですが、前だったら疲れが抜けないことなんてなかったのにな、とか、年齢を重ねていくことで気づく自分の体の変化はありますね。

- 5時こーじさんにとって、栄養とは?

「毎日のベース」、ですかね。ベースが整っていないと、体調、日々の仕事、どこかで行き詰まってしまうと思います。食と栄養は、毎日向き合っていかなければならない、自分を作るもの。その意識があるのと、食べることが好きだから、一食一食をおろそかにせず自分が欲するもの、体にいいものを選んでいます。コンビニで適当に済ませるというようなことはほぼなく、外食でも選択肢があるなら体にいいものを選ぶようにし、魚や野菜をできるだけ摂り、揚げ物を避けたりしています。あと、納豆ご飯を欠かさず食べています。
おすすめなのは、理想の夜と朝の時間割を作ることです。18時くらいから寝るまでの時間割と、朝10時くらいまでの時間割。できるかできないかは置いておいて、こういう過ごし方ができたらいいな、という理想を考えてみる。朝早くからやってるカフェに行ってみたい、とか、そういう楽しみを見つけて、自分オリジナルの1日の始め方を試してみてほしいです。

Profile プロフィール

朝活コミュニティ「朝渋」代表

5時こーじ

幼少期より22時就寝5時起床の生活をしていたことから、ライフワークとして朝活コミュニティ「朝渋」を東京・渋谷で始動、本の新刊イベント「著者と語る読書会」は累計3万人を動員する規模に発展。
朝渋事業を通じて早起きを日本のスタンダードにすることを目指す。自身の早起きメソッドを綴った書籍『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です』が好評発売中。