ドライアイQ&A

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Q.ドライアイは治療すれば治るのですか?
A.近年、ドライアイの研究はめざましく、新しい検査法や治療薬の開発、メカニズムの解明などが進んでおり、適切な治療を行えばドライアイを改善することは可能です。目の痛みや不快感を覚えたらなるべく早期に眼科を受診するようにしましょう。ドライアイだと思っていたら、実は違う病気であったり、メガネやコンタクトレンズの度数が合っていなかったことが原因だったということもあります。「ただの疲れ目」と過信したり、自己判断に頼るのは禁物です。また、ドライアイの治療と並行して、普段の生活を見直すことも大切です。室内が乾燥しないよう加湿器を置く、パソコンでの作業は適度に目を休ませる、またはバランスのよい食事と十分な睡眠をとるなど、目に負担をかけないよう配慮しましょう。
Q.点眼薬をさしてもなかなか良くなりません。どうしたらいいですか?
A.市販の点眼薬を使用して症状が改善されないのでしたら、まず眼科でドライアイの検査を受けてください。軽度のドライアイであれば症状に応じた点眼薬での治療となりますが、それでも効果が得られない場合には、涙の排出口となる涙点にプラグで栓をして、涙の流出を抑える治療を行います。また、目の乾燥を防ぐドライアイ用のメガネも各種開発されています。

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Q.治療をしないとどうなりますか?
A.現代のライフスタイルではテレビやパソコンなどのVDT (Visual Display Terminals)は必要不可欠となり、眼精疲労などは日常的なものとなりつつあります。「一晩寝れば回復するだろう」と軽く考えがちですが、ドライアイを放っておくと、視力が低下するだけでなく、頭痛や肩こり、腰痛など全身の不調をきたすこともあります。さらに、シェーグレン症候群やスティーブンス・ジョンソン症候群といった全身性疾患や、糖尿病網膜症や緑内障、白内障など、失明にもつながりかねない重篤な疾患が背後に隠れている可能性もあります。ドライアイの自覚症状には、個人差があり、判別が難しい疾患です。早期発見、早期治療のためにも定期的な眼科検診をおすすめします。
Q.点眼薬をさすときは、コンタクトレンズを外さないといけないのですか?
A.最近ではコンタクトしたままでも点眼が可能な点眼薬が増えてきました。一般的に、酸素透過性のハードレンズとソフトレンズは外して使用するようにいわれています。その理由として、点眼薬には防腐剤が含まれているものが多く、その防腐剤が酸素の透過性を妨げることがあげられています。また、点眼薬に含まれる薬剤が付着しレンズが変質する可能性もあります。点眼薬やレンズの種類、つける頻度にもよるので、医師や薬剤師にご相談下さい。

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Q.ドライアイと関連する病気はありますか?
A.ドライアイの症状を引き起こす病気はいろいろあります。涙液の水層に異常を起こすものには、シェーグレン症候群があります。ムチン層に異常を起こすものとしては、眼類天疱瘡、スティーブンス・ジョンソン症候群、アレルギー性結膜炎などが挙げられます。また、油層に異常を起こすものとしては、マイボーム腺機能不全があります。さらに、糖尿病も涙の成分の変化が原因で、目の表面の知覚神経が鈍くなってしまい、まばたきの回数が減ることにより、ドライアイを引き起こすと考えられています。これらの病気は、それぞれ原因や治療法が異なります。中には重篤な全身症状を伴う疾患もあるので、チェックシートによる自己診断でドライアイが疑われたら、早めに眼科を受診して検査を受けましょう。
Q.アイメイクをしても大丈夫ですか?
A.アイメイクを強調する化粧の流行により、目のトラブルが増えています。目の粘膜は非常にデリケートなので、アイメイクをする際には注意が必要です。アイラインやマスカラによって、目の縁にあるマイボーム腺の開口部がふさがれてしまうと、涙の表面を覆う油が分泌できなくなるため、涙が蒸発してドライアイになることがあります。最近では、まつ毛パーマやまつ毛エクステンション、アートメイクといった、刺激性の薬剤や接着剤、色素などを用いた様々な美容法が行われています。これらは、ドライアイだけでなく目の炎症や角膜障害などのトラブルを引き起こし、目の健康を損なう恐れがあることを十分に理解しておきましょう。

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Q.ドライアイの検査で痛みは感じますか?
A.ドライアイの一般的な検査(シルマーテスト、BUT測定テスト、生体染色検査)は、いずれも痛みを感じることはほとんどありません。一連の検査を行っても短時間で終了するので、気軽に検査を受けてください。
Q.レーシック手術後のドライアイは、普通のドライアイと違うのでしょうか?
A.レーシック手術では角膜内の神経が切断されるため、術後は一時的に涙の分泌量が低下したり、まばたきが減ったりして、ドライアイの症状が起こるのです。そのため、目の乾燥感や疲労感などの自覚症状が出たり、視力が低下したりします。術後は、人工涙液の点眼を継続するなど、専門医の指示に従って術後ドライアイ対策をきちんと行うことが大切です。

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Q.花粉症なのですが、ドライアイの症状にもあてはまるので
そちらの治療もしたほうがいいですか?
A.花粉症によるアレルギー性結膜炎でみられる目のかゆみや充血、異物感は、ドライアイでもみられる症状です。花粉症の治療で目の不調が改善されない場合には、一度ドライアイの眼科検診に行かれることをおすすめします。また、アレルギー性結膜炎とドライアイは併発していることがあり、ドライアイで涙の量が減少すると、花粉を洗い流すことができずに目の炎症をもたらすこともあります。さらに角膜に傷がついてしまうとますますドライアイが悪化してしまいます。
Q.ドライアイによい食品やサプリメントはありますか?
A.必須脂肪酸のn-3系脂肪酸(オメガ3)の摂取が多い人ほどドライアイのリスクが減るという報告があります。代表的なn-3系脂肪酸には、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、α-リノレン酸(ALA)などがあり、これらはすでに脂質異常症や心血管疾患の予防効果が認められています。EPAやDHAを多く含む食品には、青魚、サケ、マグロなどがあります。サプリメントも様々販売されており、即効性は期待できませんが、気軽に始めることができます。しかし、n-3脂肪酸を過剰に摂取すると出血時間延長などの副作用もあるので、摂り過ぎには十分注意しましょう。