涙の働き

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涙の働き

まばたきをすると、涙が一定の厚みで目の表面を覆う状態がしばらく維持されます。これを涙の安定性といいます。涙は、単に目を潤しているだけではなく、目の機能を正常に保つために大切な働きをしています。

目の乾燥を防ぐ
涙は目の表面を覆うことで乾燥を防ぐとともに、外界の刺激から目を保護しています。
目に酸素や栄養を供給する
目の表面には血管がないため、涙によって目の表面の細胞に酸素や栄養が運ばれています。
感染を防ぐ
目に入った異物は涙によって洗い流されます。また、涙にはリゾチームという殺菌作用をもった物質が含まれており、微生物の侵入や感染を予防する働きをします。
目の表面の傷を治す
涙には目の表面の傷を治癒する成分が含まれています。
目の表面を滑らかにする
目の表面を涙が潤して滑らかにすることで、光が正しく屈折して物を鮮明に見ることができるのです。
なぜ人は感動すると涙が出るの?
涙には、常に目を潤している基礎分泌性の涙や、目にゴミが入った時など刺激を受けて出る反射性の涙のほか、うれしい、悲しいといった感情が引き金となって流れる情動性の涙があります。この情動性の涙は自律神経の働きが関係しています。感情が高まると大脳の前頭前野が働いて一時的に自律神経の活動が促され、涙腺から大量の涙が分泌されて目から溢れ出るのです。この情動性の涙は人間特有のもので、ほかの動物にはみられません。