「健康経営つながるサポート ONLINE」
導入企業様インタビュー

社内の活性化を目的にスタートした健康経営
企業ブランドの向上にも効果
1940年創業の株式会社シズナイロゴス様。
今でいう「3PL/サードパーティロジスティクス事業」という言葉もなかった1980年代からいち早く、
荷主企業に代わって物流業務全体を包括して請け負う事業を手がけています。
この3PL事業を通して大きく成長した同社は現在、本社を置く北海道札幌市を中心に、全道12カ所で事業所を展開。
さらに、国際化やダイバーシティの広がりを受けて、2016年には「北海道HSL日本語学校」を開設し、
東南アジアからの留学生も多く受け入れています。
最近では新規事業として、インバウンド向けの手荷物配送サービスもスタートさせています。
ところで同社では、2025年3月、以前からの取り組みが評価されて
「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に認定されました。
認定までの経緯など、総務統括部長の渡辺雄生取締役にお話を伺いました。
アフターコロナに、社内を活気づけるため
健康経営の取り組みをスタート
昨今、社会課題となっている物流の2024年問題ですが、
当社では以前から時間外労働はほぼ年360時間以内に収まっていました。
「健康経営優良法人」の認定に向けて取り組むことにした狙いは、
むしろ社内の活性化にあったのです。
コロナ禍には社内行事も自粛するなど様々なことが抑制されたので、
感染症対策の規制が緩和されると、
従業員たちもウズウズしていることがわかりました。
そこで「会社が動き始めたぞ」というきっかけづくりになるかと、
健康経営に取り組むことにしたのです。
その時点では「健康経営優良法人」の認定までは考えておらず、
あくまでも従業員たちを盛り上げることが目的でした。

ただ、こうしたイベントはいつも単発で、長期的に取り組めることを従業員の家族も巻き込んでできないかと考え、
3ヶ月間のウォーキングコンテストを行うことにしたのです。この長期的な視点での取り組みというのが、私たちからすれば新鮮でした。
長期的な視点でウォーキングコンテストを実施
従業員の健康課題を解決する製品を提供
ウォーキングコンテストでは、
1ヶ月ごとに結果を出して従業員にフィードバックすることで達成度を競わせたり、
優秀な結果を残した従業員には賞品を出したり、表彰会を行ったりもしています。
参加してくれた従業員には大塚製薬の製品をプレゼントしました。
具体的には、7月は「賢者の食卓 ダブルサポート」と
「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」の賢者シリーズ、
8月には体調管理と水分補給のために「ボディメンテ ドリンク」、
9月は食欲の秋ということで「SOYJOY」です。

これらの製品に決めたのは、事前に行ったアンケート調査で糖質や睡眠を気にしていたり、
朝食を抜いている現状がわかったりしたからです。
また、物流業は一年で一番12月が忙しく、ピークは1週間ぐらいですが、
その間、SOYJOYを置いてあげたらドライバーは嬉しいと思いますね。
こうした従業員に一番喜ばれるタイミングで何を提供するか、それが私たち事務局が考えるべき大切なポイントかなと思っています。
聞けば、従業員が好きな製品を選べるカタログギフト※にする企業さんも多いということでしたが、
当社は、ドライバーさんの日頃の働き方や食事の取り方なども考慮して、HOWではなく製品で従業員に提供したいと考えます。
「会社は自分たちのことを考えてくれているんだな、この1週間も頑張れとメッセージを送ってくれているんだな」と
感じてもらえたらいいですね。
1ヶ月に1回、製品がもらえるということが、もっと頑張ろうという動機づけになりました。
大塚製薬の「つながるサポート」は、こうして実際の製品も組み合わせられるところに意味があると思いました。
キャッチボールのように投げかければ
すぐに情報が返ってくる「つながるサポート」の心強さ
「健康経営優良法人」の認定を取得するにあたっては、
1回目が最も大変だと思いますが、
今回「つながるサポート」を導入して本当に助かりました。
キャッチボールのように、
「こんなことを考えているんですけど?」といったことを投げかけると、
「他社さんはこんな感じですよ」と情報を投げ返してくれるのがありがたかったです。
ウォーキングコンテストにしても、7、8、9月と実施した後、
10月に全従業員を対象にセミナーを行って、3ヶ月後の大きいイベントで
表彰会をやりましょうというストーリーも作ってもらえました。
都度、進捗状況をリモートで確認してくれましたので、
2人しかいない総務でも負担が少なくすみました。

「健康経営優良法人」の申請書の提出も、認定を取得するためのチェック項目に沿って、
それをクリアするためのセミナーやイベントの開催など、やるべきことを明確にしてもらえたおかげで、
自動的に申請書の記入項目も埋まっていったという感じです。
「健康経営優良法人」の認定に向けて取り組むことで、当社の健康経営について振り返る良い機会になりました。
審査ポイントがあることで評価基準がわかりましたし、当社の足りていないところを知るきっかけにもなったと思います。
「健康経営優良法人」の認定で
講演に招かれたり他業界とつながったりすることも
「健康経営優良法人」の認定を取得したことで、
北海道庁のセミナーで講演をさせていただきました。
それが物流業界だけでなく建設新聞の記事にもなり、
様々なところから反応がありました。
当社のようにBtoBのビジネスで、一般に広く認知されるわけでない企業が
自治体に認識されたり他業界とつながったりと、
ブランディングといった点でも思いがけず良い効果がありました。
今後は、採用活動でも効果があればと期待します。

今回、特に喜ばれたのは女性を対象とした取り組みでした。
大塚製薬が手配してくれた薬剤師さんを講師に迎えての
女性のための健康セミナーは好評で、とても喜ばれましたね。
40代からの女性は女性ホルモンが減ってきますから、
それに起因する気分の波みたいなものもありますし、
これからの時代は男性もそうしたことへの理解が求められてきます。
大塚製薬がリアル配信した朝活のヨガ教室も
女性たちに大好評で、朝7時とか8時に出社し、
会社が会場として提供した会議室で楽しそうにやっていました。
事務所ではみんな黙々と仕事をしているだけですが、
まるで給湯室での井戸端会議のように、20代から60代までの女性従業員同士が
仲良く楽しそうにしている様子はいいものでした。
女性の笑顔の多い会社は運気も上がると思います。

これからの課題としては、担当者レベルの取り組みに終わらせるのではなく、
従業員全員を取り込んで会社全体の取り組みにしていかなければと思っています。
とはいっても、ドライバーはみんなが集まる機会がなく、そこが今後の課題かもしれません。
アプリを活用するなどして参加率があがればいいなと思います。
大塚製薬の提案でこの春の新入従業員にオロナミンCを配りましたし、
年末にはクリスマスプレゼントとしてカタログギフトを家に送ったりして、
従業員だけでなく家族も含めた健康を会社が考えていることを可視化できたことは意味があります。
当社のこうした取り組みが人材の定着にもつながることを期待しています。
※カタログギフトは年1回配布。
※大塚製薬 健康経営つながるサポートを導入した企業様に対し弊社が依頼し編集したコメントです。
サービスラインナップ
産業保健
スタッフ
向け
従業員のセルフコンディショニング
推進のための知識を習得
コンディショニング サポーター養成講座は、大塚製薬株式会社と特定非営利活動法人 健康経営研究会の共催事業です。
従業員一人ひとりが主体的に健康づくりを行い、自分自身で健康状態を整える“セルフコンディショニング”。
その普及・推進を担う「コンディショニング サポーター」を養成する有償講座です。
e-ラーニング受講後、確認テストに合格した方にはNPO法人健康経営研究会より
コンディショニング サポーターの認定資格を付与します。Webサイトはこちら