中枢神経

精神・神経疾患をもつ患者さんへのさらなる貢献を目指して

中枢神経(脳)の病気は、精神・神経疾患として知られています。病気の原因や根本的な治療が未だ解決されていないため、過去に革新的な薬を生み出した企業であっても続けて新しい薬剤を創出するのは難しいといわれています。

大塚製薬は、中枢神経領域における研究開発を1970年代に開始し、四半世紀にわたる研究の成果として、ドパミンシステムスタビライザー(DSS※1)という世界で初めての作用の抗精神病薬を創製しました。統合失調症などでは、服薬を続けられず患者さんの再発につながっていることから、患者さんやそのご家族は、副作用が少なく安心して飲み続けられ、社会復帰が可能となる薬剤を待ち望んでいます。当社は、近年では、月1回の注射で効果が持続する製剤を開発し販売しています。さらにSDAM※2と呼ばれる独自作用を有する新薬の開発にも成功し患者さんに貢献しています。

新しい創薬への挑戦には熱意・情熱・好奇心の上に、「誰のものまねもしない新しい発想」が必要になります。大塚製薬は世界の患者さんとそのご家族へのさらなる貢献を目指し、グローバルパートナーと共に精神・神経疾患を対象にした革新的な新薬の開発、確実な服薬のための新剤形や新しい技術の導入に挑戦してまいります。

  • ※1 ドパミン分泌が多すぎるときはドパミン神経伝達を抑え、少ないときは活性化させる作用
  • ※2 Serotonin Dopamine Activity Modulator:ドパミンD2受容体及びセロトニン5HT1A受容体に結合してパーシャルアゴニストとして働き、また、セロトニン5HT2A受容体にはアンタゴニストとして働く

中枢神経疾患について

中枢神経疾患の原因は脳の機能にあると考えられており、統合失調症や躁うつ病(双極性障害)、うつ病(大うつ病性障害)、自閉スペクトラム症、不安が強く行動や心理的障害をもたらす不安障害、社会生活や職業・学業に支障を来す適応障害などがあります。また、アルツハイマー型認知症や発作を繰り返し起こす大脳の慢性疾患であるてんかん、脳の病気として原因が明らかになってきたパーキンソン病などが代表的な疾患です。