新・セルフケア

PMS・更年期症状は、
いずれも女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっています。
これらの諸症状とうまく付きあっていくには、
正しい知識の習得や「一般的なセルフケア」に加えて、
医療機関を利用し、自身の健康状態を把握して対処すること
が大切です。
世の中の女性たちの活躍が期待されている昨今。
一方で、その活躍を妨げている一因としてPMS(月経前症候群)や更年期の諸症状など女性特有の健康問題があります。
女性たちの持つ力を最大限発揮するためには、
こういった健康問題に正しく対処するための「ヘルスリテラシー」が重要なのではないかと考え、
大塚製薬はその現状を探るためのアンケート※を実施しました。
もっと日本社会が元気になるために、世の中全体で「女性の健康」について、考えてみませんか?
※女性の健康に関する調査 | 対象者:全国の日本人女性、35-59歳、約2,400名/実施時期:2021年1月
「婦人科検診を定期的に受診している人」や「かかりつけ婦人科医を持っている人」が驚くほど少ないことが明らかに。
ほぼ/全く受診しない49%
かかりつけ婦人科医はいない72%
セルフケアも医療機関利用もしていない48%
私たちが健康管理に取り組む上では、
一般的なセルフケア(食生活・運動・サプリメント利用等)はもちろんのこと、
体調の悪化や病気を防ぐための第一歩として、
“専門家による健康状態の把握” も欠かせません。
女性の健康の守り神と言われる「女性ホルモン」に関する知識がある人は非常に少ないという事が分かりました。
月経の仕組み | 33 % |
---|---|
妊娠の仕組み | 29 % |
更年期症状・障害 | 24 % |
PMS(月経前症候群) | 22 % |
子宮・卵巣の病気 | 19 % |
年齢に伴う女性特有の疾患 | 18 % |
女性ホルモンの働き | 17 % |
女性ホルモンの変化の影響 | 16 % |
また、この女性ホルモンに関する知識の有無は、 健康のための“行動に移しているか” ということに関係しているという事実も見えてきました。
女性ホルモンの知識なし | 女性ホルモンの知識あり | |
---|---|---|
規則正しい食生活・栄養バランスに気を付けている | 13% | 35% |
十分な睡眠をとっている | 12% | 32% |
変化に対応するために運動している | 6% | 20% |
アプリや体温測定によって、自分の女性ホルモンの変化を把握している | 3% | 13% |
アロマオイルや半身浴などを活用している | 3% | 10% |
女性ホルモンの知識なし | 女性ホルモンの知識あり | |
---|---|---|
健康食品・サプリメントを摂っている | 4% | 17% |
医療機関を利用している | 1% | 7% |
女性ホルモンの知識なし | 女性ホルモンの知識あり | |
---|---|---|
アロマオイルや半身浴などを活用している | 5% | 17% |
医療機関や医薬品を利用している | 2% | 7% |
女性を取り巻く環境が「女性の健康に知識・理解がある」と答えた人の割合は2割しかおらず、 多くの女性が「自分の健康について分かってもらえていない」と感じながら生活を送っているという結果に。
Q.女性の周囲環境は、女性の健康に知識・理解があると思いますか?
非常にある・ややある 19%
家族・パートナーが「女性の健康に関する理解・配慮がある」と回答した女性はわずか2割。
“理解者”であって欲しい身近な人々にも「十分に支えてもらえていない」と感じている人が多いようです。
Q.家族やパートナーが「女性の健康」をどの程度理解していると感じますか?
女性の健康に対して理解がある | 22% |
---|---|
女性の健康に関してオープンに話し合っている | 18% |
女性の健康に対して配慮している | 15% |
女性の健康に関して大切に扱われている | 12% |
女性の健康に対して「企業が取り組んでいる」と回答した人はわずか13%。
職場環境でも、女性の健康に関するサポートが足りていないことが分かりました。
Q.企業は女性の健康のために取り組みを行っていると
感じますか?
職場における実際の取り組みについて、「実施されている」と回答した人の割合は1割にも達していません。
妊娠や育児期に女性が働き続けやすい環境を整備している | 9% |
---|---|
女性従業員の状況や想いを正しく理解する取り組みをしている | 4% |
婦人科検診や通院のため、制度が整っている | 3% |
女性従業員が男性管理職と円滑にコミュニケーションが取れるような仕組みがある | 3% |
女性対象の能力開発や管理職研修実施により、女性の活躍を推進する仕組みがある | 3% |
女性の健康に関して、理解を深めるための社員研修が行われている | 1% |
女性の健康について自己学習できるツールが用意されている | 1% |
産業医に婦人科の医師がいる | 1% |
託児所の設置やベビーシッターの利用支援制度がある | 1% |
不妊治療の支援をしている | 1% |
一般的なセルフケア(食生活・運動・サプリメント利用等)や
婦人科を中心とする医療機関の利用による健康管理と、生活への満足度や
仕事・家事におけるパフォーマンスの間には密接な関係があることが明らかに。
一般的なセルフケアに加えて、医療機関を利用している人は、「人に対して思いやりが持てる」「今の自分が好きである」と回答している人が多く、現在の生活に対する満足度が高いことが伺えます。
セルフケア・医療機関なし | セルフケア・医療機関あり | |
---|---|---|
自然体で過ごせる | 28% | 49% |
人に対して思いやりが持てる | 20% | 36% |
心の余裕(ゆとり)を持って相手に接することができる | 13% | 29% |
今の(そのときの)自分が好きである | 10% | 25% |
内面から美しく生きる | 7% | 20% |
一般的なセルフケアに加えて、医療機関を利用している人は、家庭・職場でのパフォーマンスが安定しているようです。特に、月経の前や最中、更年期といった女性特有の健康課題に関して、自身のカラダに関心を持ち、その状態を正しく把握することが大切です。
セルフケアと医療機関の利用
世の中の女性たちの活躍が期待されている昨今。
女性の健康課題に対して正しく対処し、その持てる力を十分に発揮するために
大塚製薬の女性の健康推進プロジェクトでは
女性の健康課題に取り組む
新たな概念である
「新・セルフケア」を提案します。
PMS・更年期症状は、
いずれも女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっています。
これらの諸症状とうまく付きあっていくには、
正しい知識の習得や「一般的なセルフケア」に加えて、
医療機関を利用し、自身の健康状態を把握して対処すること
が大切です。
大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」は、
女性のヘルスリテラシーを向上すべく、
Webサイト・セミナー等を通じた情報発信などに
取り組んでいます。
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