ランニングサポーター久保のランニングスクール

リレーで心の壁を打破していく

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2023.08.10 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近市民ランナーの練習会で、リレーのような練習を定期的に行っています。

具体的なメニューは以下の通りです。

  • ・2人1組400mリレー(400mトラックでオススメ)
  • ・3人1組200mリレー(400mトラックでオススメ)
  • ・3人1組300mリレー(ロードでオススメ)

※1人が走る本数を予め決め、終わるまで繰り返し走ります。
※自分以外の走者が走っているときは休みます。

これらの練習を行う際は、走る距離は短めに設定し、ペースは設けないリレーとなります。
なぜなら、身体の「グリコーゲン(糖質)」を積極的に使って速く走ることができる身体へと変化させたいからです。
距離が1000mくらいになり、設定ペースが設けられてしまうと心が制限をかけてしまう可能性があります。
自分ではキツいと思っていても脳が追い込まないように制御して、追い込むことにセーブをかけてしまうことが多々あります。

その理由として心に不安があるランナーや走る経験が少ないランナーは、体力を最後まで持たせようと力をセーブして走ることが多いからです。
後半調子が出てきて力が余っていることを実感すると、最後にペースを大幅に上げて走り切る。
そんなビルドアップ的な練習は、練習メニューをこなせたという達成感とよい練習ができたという充実感を得られますが、グリコーゲンを積極的に使うというよりはセーブして走っていますから、速くなるための練習というよりも体力維持のための練習になってしまい、目的とする練習効果を得られずに練習がこなせたという自己満足になってしまいます。
もちろん体力維持の練習はとても大事ですが、リレー的な練習は速くなるためのエネルギーを積極的に促してあげることが目的ということを忘れてはいけません。
ちなみにグリコーゲンが使えないと、速く走ることはできません。ですから、より多くのグリコーゲンを使うことができるようにトレーニングしていくわけです。

そんな心の壁も、リレーとなれば打破していけるランナーが多いです。
前のランナーに追いつこう、後ろから抜かれるものかと、いつもは見せない必死さと頑張りで、本来持っている力を大きく引き出してくれる、そんな印象を持っています。

このような練習は、身体の中の「ミトコンドリア」量を増やしますので、マラソンにおいて重要なエネルギー源を獲得できるようになります。

全ての練習には意図がありますから、それらをしっかり理解した上で練習に取り組むことこそ、練習効果を数倍にも引き上げることに繋がるでしょう。

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