ランニングサポーター久保のランニングスクール

10cm広げるために

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

私がフォームの改善に取り入れているのが、ランニングウォッチを使ったデータです。
最近は走りながらにして、心拍数、距離やペースの他にストライドの長さやピッチ数、上下動に接地バランスなど、様々なデータが測定できます。
ストライドが広くなれば速く走れる指標になりますし、両足が地面に接触する回数(ピッチ)が高くなればこれも速く走れる指標となります。上下動が大きいと前に進む力が上向きのエネルギーに変わるので、その分落下の際に大きな衝撃が加わることとなります。これらは身体に負担がかかる原因となり、スピードのロスにも繋がります。接地バランスは片足にかかる比重を表すので、左右差のないことが怪我防止へと繋がります。
これらの数値を走りながらリアルタイムに見たり、練習結果を客観視することで改善すべき点に気づくのです。世界のトップランナーは自らの身長より長いストライドで走る傾向にあるようなので、私もできるだけストライドを伸ばしていくことが今後の課題だと考えました。そこでウォッチの機能を利用してストライドの改善を試みることにしました。
練習では意図的にストライドを伸ばすような走りをしてみましたが、ただ単に足を遠くへ出していくような走りではウォッチで確認してもストライドの長さは伸びてこないようです。一歩一歩上へ飛んでいるような感覚になり、これでは上下動がとても大きくなってきます。上下動が大きければ大きいほど着地した際に身体が沈み込みますから、次の行動でジャンプするかのように脚を使って身体を前へ押し出すと筋肉がとてもツラかったです。結果、支える脚の負担を軽減させるようなピッチ走りへと変わってしまいました。
ストライドを広げて上下動をなくすにはどうしたらよいのか・・・。走りながら必死に考えてみましたところ、見つけたんです。極力飛ばないような走り方を。それはウォッチの数値にしっかり現れていました。

【改善前】
ペース:4分00秒/km
ストライド:142cm
ピッチ:180(歩 / 分)
上下動:9.3cm

【改善後】
ペース:3分57秒/km
ストライド:151cm
ピッチ:174(歩 / 分)
上下動:10.1cm

同じようなペースでストライドを伸ばすためにはピッチ数を落とさなければなりません。なぜならスピードはストライドの長さとピッチ数の掛け算だからです。同じスピードでストライドを10cmも広げるというのは思ったよりも大変なことです。若干上下動は改善前より高い値を示していますが、意図的にピッチ数を落としたことを考えると今回の上下動値は私の中では合格と言えるかもしれません。もっとペースが上がればストライドも伸びてくるでしょうし、ピッチ数を180以上に上げれば自ずと上下動は低く抑えられるでしょう。
極力飛ばないような走り方ってどんな走り方?私の場合、それは軸足で地面を捉え身体をしっかり支えることができるかどうかにかかっています。支えた脚の反発で身体を前に押し出すことができればストライドが広がり、極力飛ばない走りへと変化しました。私の身長は174cmなので、本番のフルマラソンを走るときにはこのくらい大きな歩幅で走れるようにトレーニングしていきたいです。このようにこれからもウォッチ機能を利用していろいろな改善に励んでいきたいと思います。

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