ランニングサポーター久保のランニングスクール

腹八分目走

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2022.01.31 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

次の段階にチャレンジしようと練習の強度を上げるとき、または量を増やすとき、やれるかな?それともやり切れないかな??そんな不安を感じたことはありませんか。まさしく今の私がそのような状態です。

それから怪我明けや久々にランニングを再開したときなど、勢いに任せて走ってみたものの長続きしなかったり、練習後に疲れが一気に出たという経験はありませんか。今の私はこの点に十分気をつけて練習をするよう心がけています。今から行おうとする練習メニューをコンプリートすることを100%とするならば、80%くらいのところであえてやめる、というやり方で練習しています。

練習を継続して行えているランナーは自分の状態をなんとなくイメージできると思います。例えばこのくらいのスピードで走ればどのくらい持つとか、このくらいの負荷であればどのくらいまで頑張れるとか。しかしこれまで練習を継続できていなかった今の私はやってみなければわからない状態なので、練習を繰り返して身体の反応や対応のデータを肉体に構築していくしかありません。AIではありませんが、この情報が多ければ多いほど練習に対してのイメージも出来上がってきます。しかし今はデータが少ない状態なので練習を積み上げていくしかありません。

先日、「400m × 15本」のインターバル走を行いました。本来であれば20本走りたいところです。でも20本やり切れるだけのイメージが湧かず、5本少なめの15本を走ってみることにしました。走ってみると徐々に身体が動いてきます。練習開始時の不安はどこへ行ったやら、15本手前で精神的にも肉体的にも余裕を感じられました。一瞬、20本行けそうだな、このままやってみようかなという気持ちが湧いてきてのですが、一度冷静になって、予定していた15本で終了する決断をしました。余裕があったにも拘らずです。

次の日。

思った以上に脚の筋肉が硬くなっており、強い疲労度を感じました・・・。このとき、15本でやめていてよかったと思ったんです。5本追加していたらより負荷がかかってもっと大きな疲労を招いていたかもしれません。まだ身体ができていないのに欲張ったら行けないと翌日になって気づかされた出来事でした。

練習をしていたら気持ちよくなって、つい練習強度を上げたり練習量を増やしたりしたくなります。より多く、より強度の高い練習をすることはいいことなのですが、気持ちの良し悪しで途中から練習の質と量をコントロールすることを気をつけなければなりません。走っている途中で「調子がよいのでもっと走ってみよう」と決めるなど、その時々の気持ちで走る癖をつけていたら、レースでも気持ちが乗っているときはいい走りになるけれど、悪くなったら極端に落ち込むような走りになり兼ねません。もちろんチャレンジして精神的限界、肉体的限界を超えていくことも大事ですが、それはちゃんと前もって決めた練習で行うようにしましょう。

何よりも継続が大事です。継続していれば身体の状態も把握しやすくなってくると思います。自分の身体をまだ把握し切れていないランナーは練習を腹八分目のところで継続しながら、練習を行ったことで身体がどう反応してどんなリアクションが起こったのかを確かめる作業を積み重ねてみてください。

冒頭にも述べたように、私も今腹八分目の練習で反応を確かめる作業を実践しています。

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