こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
今回は、前回に引き続きある番組を見ていて心に響いた言葉のご紹介ですが、タイトルの通り「逃げるならたくましく逃げろ!」です。
この言葉はとても共感できるものでした。これまで勝負に拘ってきた私は、逃げることは負けだという意識が少なからずありました。
しかし競技を辞めて一趣味として走ることを続けていると、これは固定概念による考え方に過ぎないと思えるようになりました。今ではキツい練習をしているとき、すぐに逃げることもあります。
「負け」という言葉はネガティブな要素を含んでいるように思われますが、同じく逃げることに対してもネガティブなイメージがあるためにそう感じてしまうのかもしれません。
「逃げるが勝ち」という言葉があります。
私が昔と比べて変わったことは、1回1回の練習に100~120%の全力を尽くすのではなく、その先、またその先にある練習を続けていけるようなイメージを持って今の練習に取り組めるようになったということかもしれません。
練習の継続が何よりも大事だと思っていますので、1回の練習にゆとりを持てた方が、次の練習へ気持ちも向きやすくなりますし、体力も出し切っていないので休む期間を短く練習に取り組むことができます。
もし1回の練習で力を使い果たせば、回復のために多くの休みを必要としますからね。※ここでいう練習とは、負荷が高めのポイント的な練習を指します。また怪我のリスクが高まることも警戒しておかなければなりません。
そこで私は練習中、とても辛くなったとき、明日もまた走れるか?期間を空けずに負荷をかけるポイント練習ができるかを自らに問いかけます。
おそらく、必死に頑張ればやり切れるでしょう。しかし、心身共にかかるダメージが大きくなるようなイメージが持てた場合は、次の練習もしっかり行えるように、その時点で「逃げる(止める)」ことにします。
体力がついてくれば自ずと全てこなせるようになるでしょうし、もっと長い目で見ながらトレーニングしていくことが大事だと思っているからです。
これらは明日に繋げるために自信を持って止めるので、タイトルに書いた通り、「たくましく逃げる!」という言葉通りだと思っています。
もちろん、頑張り切ることも時には大切です。その場合は、前もって全体の練習メニューをイメージした上で、頑張る練習の優先順位をつけておくとよいでしょう。
「逃げる」という言葉にいかにポジティブに捉えられるかです。これからもたくましく逃げて、明日も明後日も明明後日も、走る気持ちが衰退することなく元気に走り続けていきたいと思います。