ランニングサポーター久保のランニングスクール

よくというエネルギー

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

先日、日本一を決める選手権が行われていましたね。これは4年に一度行われるオリンピックの代表選考会でもありました。
私は10000m、5000mをテレビで観戦していましたが、一発勝負に掛ける選手たちの駆け引きは本当に見応えがありました。

その昔、幼かった高校出たての私も目標は何かと人に聞かれると決まってこう答えていたものです。

「オリンピックで胸に日の丸をつけて走ることです。」と。

ときが経つにつれ、様々な要因からその目標はどんどん遠ざかっていき、オリンピックに限らず、世界大会で日の丸をつけて走ることは叶いませんでした。日本代表として世界の大会に一度も出場することができなかったことが今でも心残りです。だからこそ、現役を退いた今でも夢追いかけて走っているのかもしれませんね。

中学のとき私はそこまで走ることが速かったわけではありません。地元鹿児島の県大会でも6位が最高の順位。
全国大会なんて夢のまた夢でした。
しかし高校生になると3年間で一気に走る力が開花し、5000mの全国ランキングでは上位になるくらいまで成長することができました。自分がなぜそんなにも一気に変わることができたのだろう・・・。
振り返ってじっくり考えてみるとある答えが出てきました。

それは “欲” だということです。

小さな市の中学校から駅伝で全国優勝したこともある伝統校へと進学した私は、いつの間にか日本でトップを争うような選手になりたい、もっともっと強くなりたいという “欲” を持つようになりました。監督から与えられた練習メニューをただ単にこなしていただけではそこまで成長することはできなかったでしょう。
ですから高校を卒業するころには本気でオリンピックに出たいと思っていました。ワクワクするような自分の可能性へとチャレンジできる未来に希望を見出していたんです。
しかし、そこには出会いだったり縁といった要素も絡んできます。その本気がいつの間にか弱い自分の精神に打ち勝つことができなくなってしまい、”欲” が “逃げ” へと変わりだし、夢がどんどん遠ざかっていきました。

社会人になるころには陸上というものが嫌いなっていましたが、それでも競技者としてどん底に落ちていく自分をもう一度立て直してくれたのも “欲” を取り戻せたからです。
自分はこんなもんじゃない、オリンピックではなくとも数ある陸上の世界の大会でどれかひとつでもいいから日本代表になりたいという “欲”、駅伝でもう一度一花咲かせたいという “欲” がフツフツと湧き上がってきたので、11年間現役を続けることができたと思っています。これがなかったらとっくに辞めていただしょう。

そして今、限界に再びチャレンジしようとしている自分がいます。それも他ならぬ、今の自分よりもっと速く走りたいという “欲” が突き動かしているものだと確信しています。

“欲” という言葉は聞こえが悪いかもしれませんが、意欲あってこそ人はエネルギーを凄まじい力に変換できのではないか。また走ることにおいても伸びる伸びないはただ単に走るだけではなく “欲” が大きく左右するのではないかとふと思った今日このごろでした。
これは健康とか生きるという根本にある強い生命力(エネルギー)だと思います。

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