ランニング講座 ランナーのための栄養学

ランナーのための栄養学

指導 酒井・リズ・智子さん

  • M.D., Ph.D(米国医師医学博士)
  • ATC(NATAアスレッチックトレーナー)
  • HFI(ACSMフィットネスコンサルタント)
  • プロアスリートのパーソナルコンディショニングにかかわるほか、医療現場での指導や大学の講義など、トータルコンディショニングコーディネーターとして活躍中。

ランナー必見!
ボディコンディショニングのための栄養補給

ランナーにとって、カラダのコンディショニングというテーマは、重要なテーマの一つです。
筋肉や関節に痛みがあったり、疲れがたまった状態では、トレーニングの効果は上がらないばかりか、故障やケガを引き起こすキッカケをつくりかねません。
レースでの完走や自己記録の更新を望むのであれば、普段からコンディショニングを意識したトレーニングが必要となります。

コンディショニングの基本はバランスの良い食事

コンディショニングにおいて大切なのは、普段からの食事を含めた栄養の管理です。
ランナーに必要なカラダをつくり、パワフルにトレーニングを行うためには、タンパク質や糖 質、脂質を多く含んだ食事が必要とされます。
また、カラダに取り入れた食べ物を消化吸収してカラダやエネルギーに変えるプロセスにおいて、ビタミンやミネラルなどの栄養素も欠かすことができません。
タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルと呼ばれる5つの栄養素(5大栄養素)をバランス良く摂ることが食事によるコンディショニングの基本です。

ランナーにはタンパク質(アミノ酸)の積極的な摂取が必要

動画で解説「運動するカラダに大切な栄養素」

食事によるコンディショニングの基本は、5大栄養素をバランス良く摂ることですが、毎日、ハードなトレーニングをこなすランナーには、タンパク質(アミノ 酸)の積極的な摂取をお勧めします。
筋肉や骨、内臓組織、皮膚や毛髪にいたるまで、私たちのカラダはタンパク質(アミノ酸)でできています。
そのタンパク質は20種類のアミノ酸の組み合わせによってかたちづくられているので、「私たちのカラダはアミノ酸でできている」と言い替えることができます。
長い時間走り続けることで、筋肉酷使し、傷つけてしまうランナーにとって筋肉の修復にも欠かすことのできないタンパク質(アミノ酸)の摂取は、コンディ ションを維持するためにも必要な栄養素なのです。

ランナーのボディコンディショニングには「BCAA」をお勧めします

私たちのカラダは20種類のアミノ酸の組み合わせでできていますが、筋肉を構成する必須アミノ酸の約30~40%は「BCAA」とよばれる3種類(バリン・ロイシン・イソロイシン)のアミノ酸です。
「BCAA」には、ランナーにとって嬉しい特徴があります。
その特徴とは、運動時のエネルギー源となって働いてくれるので筋肉のコンディションをサポートしてくれるということです。そして、そのBCAAを運動前・運動中に摂取することにより、運動時におけるパフォーマンス低下を軽減するとともに、翌日のコンディションをサポートしてくれます。
ランニングや激しい筋トレなどの持久運動を行うと、カラダは糖質をエネルギー源として利用しますが、やがて自らの筋肉中のタンパク質を分解し、BCAAをエネルギー源にしてしまいます。
この状態が続くと、筋肉は損傷し、筋力の低下をまねいてしまいます。自らの筋肉のBCAAをエネルギー源として使われないようにするためには、運動時のBCAA不足を予防することです。予防のしかたは、いたって簡単。
運動前からBCAAを摂ることです。運動前、および運動中のBCAA摂取により、摂取したBCAAが自らの筋肉の代わりにエネルギー源として利用されるので、筋タンパクの分解を抑制し筋肉のコンディションが維持されるので、パフォーマンスをサポートしてくれるのです。

動画で解説「BCAAとは」

BCAA摂取のポイント

アミノバリューを飲む女の人

動画で解説「摂取タイミング」

レース時に設置されるエイドステーションは、水分補給のスポットであると同時にランナーにとってのエネルギー補給スポットでもあります。
その第1の目的は、カラダの冷却と発汗により失われた水分の補給。

激しい運動による筋肉の発熱をカラダの中から冷やし、発汗により失われた水分を補給することです。
レース時に限らず、ランニング中に喉が渇いたときには、水分はかなり不足した状態です。カラダへの吸収が早い、イオン(電解質)が入った飲料で渇く前の水分補給を心がけましょう。

そして第2の目的は、走るためのエネルギー補給です。カラダに蓄えられたグリコーゲンを使い果たしてしまい、筋タンパク質の分解が始まってしまう前に「BCAA」を補給することで、スタミナ切れを防ぐとともに、パフォーマンスの低下を軽減し、コンディションをサポートすることができます。

BCAAを上手に使いベストパフォーマンスを発揮しましょう

BCAAの摂取タイミングは、運動前から。BCAAは摂取後、約30分で血中濃度がピークになります。つまり、ランニング前から摂ることで、スタート時には、準備万端で走り出すことができます。

また、BCAAは2000mg以上摂取することで、十分な血中濃度が高まることも確認されています。ですから、運動の30分前から2000mg以上のBCAAを補給することが摂取のポイントとなります。
マラソン時など運動が長時間に及ぶ際には、こまめな摂取を心がけることで、パフォーマンスの低下を軽減し、コンディションをサポートします。

水分・栄養補給タイムスケジュール

  • レース開始2~3時間前 (1)水またはアミノバリュー4000:250ml (2)消化の良い食事(炭水化物6:タンパク質3:脂質1)
  • レース開始1時間前 (1)水またはアミノバリュー4000:250ml (2)フルーツジュースや果物、エナジーバー
  • レース開始30分前 アミノバリューサプリメントスタイルまたはアミノバリューコンク
  • レース直前 ブドウ糖タブレット チョコレート等 1~2ピース
  • レース中 アミノバリュー4000:250ml/15分 アミノバリューサプリメントスタイル1~2袋/時間
  • レース直後(15分以内) (1)アミノバリュー4000:250ml (2)フルーツジュースや果物、エナジーバー (3)無脂肪プロテイン:10g
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