イオン飲料を用いた水分補給に関する主な研究成果

研究成果一覧

Effects of hydration on fluid balance and lower-extremity blood viscosity during long airplane flights
Hamada K, Doi T, Sakurai M, Matsumoto K, Yanagisawa K, Suzuki T, Kikuchi N, Okuda J,
Miyazaki H, Okoshi H, Zeniya M, Asukata I
JAMA 2002; 287: 844-845
目的:
イオン飲料の摂取が、長時間の国際線航空機搭乗中の、血漿量維持と血液粘度上昇防止に有効であるか、飛行機を用いた実験により検討した。
方法:
健常成人男性40人の健常成人男性を、イオン飲料摂取群および水摂取群に分けた。約9時間の搭乗中に試験飲料を、離陸直前に340ml、離陸1.5時間後に150ml、3.5時間後に340ml、5.5時間後に150ml、7.5時間後に340ml摂取させた。前腕皮静脈(腕)および足背静脈(足)からの採血および体重測定を離陸前と着陸後に、採尿を離陸前、着陸後および飛行中2時間ごとに行い、水分バランス、血液性状の測定を行った。
結果:
イオン飲料摂取群では、水摂取群に比べて搭乗中の水分の体内保持率が有意に高く、離陸前に比べて、着陸後の血漿量は有意に増加した。水摂取群は、着陸後における足の血液粘度が腕に比べ有意に高かったが、イオン飲料摂取群では足と腕に差を認めなかった。また、イオン飲料摂取群では、水摂取群に比べて足の血液粘度が低い傾向にあった。

水分の体内保持率:摂取した飲料が体内に残った割合 (%) = (摂取量-尿重量) / 摂取量×100

考察:
イオン飲料による水分補給は、航空機に長時間搭乗する際に、血漿量の維持と血液粘度の上昇防止に水よりも優れていることが示唆された。
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