GIについて学ぼう

GIについて学ぼう! ちゃんと知りたい基礎知識。読んで知るGI
監修:社団法人 栄養改善普及会会長・お茶の水女子大学名誉教授 農学博士 五十嵐 脩 先生

食べる順番も大事!「セカンドミール効果」って?

最初にとる食事は、次にとる食事の血糖にも影響する!

セカンドミール効果とは、GIの提唱者であるジェンキンス博士(トロント大学)が1982年に発表した概念です。ジェンキンス博士は、最初にとる食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響をおよぼすことを、「セカンドミール効果」と定義し、提唱しています。

  • 繊維の多いマメ科植物(大豆など)を含む食事は、炭水化物の消化・吸収を遅らせ、食後の血糖の上昇をおさえる。
  • さらにマメ科植物(大豆など)を含む食事は、次の食事による血糖コントロールを改善する。

このセカンドミール効果を検証するために、このような試験を行いました。

  • 朝9時に下記の第1食を下記3グループにそれぞれ食べてもらいました。
  1. 大豆焼菓子
  2. 米菓子「せんべい」
  3. 何も食べない(水のみ)
  • 続けて第2食は、3時間後の昼12時に、3グループ共通で市販栄養食品を食べてもらいました。
  • その後、食後血糖を観察したところ、図のような試験結果が得られました。

大豆焼菓子を食べたグループは、せんべいを食べたグループに比べ、食後240分〜300分の血糖がはるかに低いという結果になりました。また何も食べなかったグループと比べても、大豆焼菓子グループのほうが低かったのです。これは、大豆焼菓子を第1食目に食べたことで糖の吸収が抑制された、もしくは血中からの糖の代謝が促進されたことを意味しています。

低GI食を食べると、満腹感が持続する

この「セカンドミール効果」でわかるように、大豆焼菓子は血糖値を、第一食、第二食とも抑制しました。また、消化・吸収もゆるやかになるために、消化管内に長く留まることで、満腹感の持続にも大きな役割を果たしていると推察されます。
空腹感から間食がやめられず、高カロリーで高GI食のおやつをつい食べすぎて肥満や血糖が気になる人は、低GIのものを選んで食べることをお勧めします。