こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
先日、正月に行われる大学駅伝の予選会が東京都の立川市で行われましたが、今年も学生の走りを一目見ようと観戦に行ってまいりました。
1人20kmを走り、10名の合計タイムで争う予選会。
上位10校が本戦への切符を手にします。
当日の天気は晴れ。急な気温の上昇に、20kmを走る学生たちも苦戦を強いられたことでしょう。
毎年人気が増してくるこの駅伝。その魅力はやはり一人一人にドラマがあるからでしょう。速いチームも遅いチームもそれぞれいろいろな想いを持ってこのレースに臨みます。レースに賭ける思い、仲間の絆を通して成長していくランナーたち。その純粋さは人々の心を引きつけ、大切なものは何かを感じさせてくれます。
実はランナーだけではなく、指導者や関係者を含め、携わる多くの人々も、知らないうちに大きな成長を遂げていくのがこの駅伝なのかもしれません。
私が最近携わっているチームも予選会に出場しました。残念ながら予選敗退となりましたが、それでもチームの成長を大きく感じ、少し心が熱くなったんです。
何もない真っ白なところからスタートしたこのチーム。私が選手たちと出会ったころは、いつも顔がうつむいていて、声が小さく、自分に自信がないような子たちばかりでした。その子たちをコーチやスタッフの方たちが根気強く、時間をかけてじっくり指導され、少しずつ顔が上がって前を向けるようになり、少しずつ声が出るようになり、少しずつ自信を持てるようになってきたんです。本当に指導されている方には頭が下がる思いです。ですから私も微力ながらもお手伝いしたい、そんな気持ちになるんです。
今回の予選会が終了して、1人の選手が本戦の学連選抜メンバーに選れました。
これまでは夢だと思っていた夢の舞台に、一歩とどくところまでやってきたのです。
自分たちも頑張れば出来るんだ!そんな思い、自信の積み重ねが、今後チームとして本戦出場を可能とする大きな力となっていくのではないかと思います。これを機に、まだ陽の目を見ていないランナーたちも精一杯頑張ってほしい。今頑張っていることは人生において掛け替えのない時間であり、思い次第で自分を大きく変えれるチャンスのときでもあります。これは私にも言えることかもしれませんね。
この予選会を通じて、またひとつ大事なことを教わったような気がします。