ランニングサポーター久保のランニングスクール

"あえて"

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

3月にフルマラソンを走るため、1ヶ月前の刺激入れとして先日ハーフマラソンを走ってきました。この時期レースに出場するからといって疲れ抜きをしたり休んだりするような調整は一切しません。"あえて"動かない状態にして身体をある程度追い込みます。これは調子の波をピークに達さないようにするためのものです。身体が動きすごてしまうとピークが最高潮に達し、あとは下がっていく一方だからです。ですから"あえて"動きすぎないように身体を疲れさせておくわけです。

次に、ある程度追い込むといっても最後ガムシャラになるような走りになったり、強引に走るようなことはしません。これは今後に大きなダメージを身体に残さないよう"あえて"出し切らないようにします。それでも今より高いレベルに身体を引き上げたいので10kmまでかなり速いペースで走り、残りは追い込み過ぎない、出し過ぎない、ラストスパート禁止が今回のミッションでした。

疲れがピークだったため後半脚にきて失速してしまったのは予想通りでしたが、トータルのタイムが当初の予想より1分以上速かったのは収穫でした。

結果は以下の通り。

5k /15:51
10k /15:52
15k /16:43
20k /16:31
0.975k / 3:27
(TOTAL 1:08:25)
※5km毎のラップ

これらは私の経験から得たハーフマラソンを利用したフルマラソン1ヶ月前のやり方ですが、調整方法はみなそれぞれ。これが正解というのもありません。自分に一番いいやり方を自らが探し出し導き出すことが大事かなと思っています。ひとつ言えることは、自分が最終目標とするレースにいかに身体を仕向けていけるかということ。そこで"あえて"という考え方も大事なキーポイントになってくるかもしれません。"あえて"チャレンジする、"あえて"やらない、"あえて"抑える、"あえて"止めるなどなど。

"あえて"を使い分けて身体をうまく仕上げていきたいですね。

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