ランニングサポーター久保のランニングスクール

スポーツ血液による記録の傾向

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは。
ランニングサポーターの久保です。

走っているとすぐ疲れたり、以前だったら楽に走れていたペースが今ではとても速く感じたりすることってありませんか?
夏に頑張りすぎるとこの時期に疲れが出てしまうことがあります。これからレースが目白押しですから、早く体調を上げたいものですよね。そこで調子を把握するために目安となるものがあります。それはスポーツ貧血に陥ってないかどうかです。私は現役時代より定期的に血液検査を行い自分の状態を把握することに努めてきました。スポーツ貧血になってしまったら、トレーニングしてもすぐに息が上がるためパフォーマンスの高い練習をすることができません。体が酸素を運べないため、疲労も抜けづらく、レースでも粘りが効かず散々な結果となってしまいます。私はスポーツ貧血にとても苦しみましたが、改善しようといろいろなことを試してきました。おかげで克服することができ、11年間の現役生活を送ることができたのもその後スポーツ貧血にならなかったからだと思っています。

ここで当時に得られた血液の値を元に、記録がどのように関わったかを簡単な図にしてみました。青で囲ってある記録が絶不調、黄色で囲ってある記録が50%~80%くらいの体調、ピンクで囲ってあるのがベストに近い状態を表しています。スポーツ貧血かどうかを決める材料としてはヘモグロビン値がありますが、この値だけで決めつけることはできません。しかしある程度の調子を予測することができます。(フェリチン、血清鉄(Fe)の値も関係してくるため)
男性はヘモグロビン値13.5~17.6g/dl、女性は11.3~15.2g/dlくらいの範囲を保ちたいものです。これより下がってしまうとスポーツ貧血症状が現れてきます。私が走れないときの値は12~13g/dlの間です。5000m、10000m、ハーフマラソンでベストを出したときは14~15g/dlくらいを保っています。とにかく数値が落ちないように食事ではいつも何を摂取しようかと考えていました。ちなみに先日採血してきましたが、ヘモグロビン値は14.2g/dlでした。しかし、フェリチンの値がかなり落ちていたので食事や生活における意識を少し変え、回復できるよう努めています。
このように自分の体を知ることから始めると、体調の良し悪しが把握でき、段階を追って無理のないトレーニングを積めるのではないかと考えます。

まず、鉄分を含んだ食品を意識して摂ることと、吸収を補ってくれるビタミンCも一緒に摂るといいでしょう。不足しがちな栄養素をサプリメントで補うのもオススメです。例えばアミノバリューと同じ大塚製薬さんのネイチャーメイドなどを活用するのもいいですよ。また、タンパク質も摂りたいですね。豆腐などは高タンパク低カロリーでいいかもしれません。食事だけでなく、体を冷やさないことにも気をつけたいところです。食事を吸収するのは内臓です。冷えた内臓は食物の吸収を妨げますから、普段の生活から工夫が大事です。特に足は温めてください。トレーニングをするときも、ウォーミングアップ、クーリングダウンではタイツ1枚ではなくブレーカーパンツなどを履くようにするだけでも効果は違います。家に帰ったら時間がないかもしれませんがシャワーだけで済ますより、湯船につかって温めるといったこともオススメです。このちょっとした意識を積み重ねることで自分の体って変わるんですよ。ぜひみなさんも自分の体に耳を傾け、これから調子を上げていってくださいね。

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