ランニングサポーター久保のランニングスクール

怪我や疲労の原因を探る

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは。
ランニングサポーターの久保です。

みなさんは自分の体が疲れてきたことを判断する指標ってありますか?
私の場合は、椅子に座ったときにわかります。調子のよいときなら骨盤を立てて座れますが(いつもならこのほうが楽に座れる)、疲れがピークのときは猫背の姿勢でしか座れません。骨盤を立てて座ろうとするとキツイのです。この状態はそのまま走りに出てしまいますから、骨盤が楽に立てられるときは走りも楽、骨盤が立てられないときは走りが重くキツイです。
また腰に疲れが溜まってくると理想のフォームが維持できなくなってしまいます。その結果、体に疲労が蓄積され重心が後傾気味になり、ふくらはぎやアキレス腱の辺りに痛みが出てくるようになります。いかに腰回りに疲れを溜めないようにするかが私にとって重要な課題のひとつです。骨盤が立ちやすくなると腰回りが軽く感じ、腕がよく振れ腰が入り体がスムーズに前へ進みます。脚も楽に引き上がるので、ストライドが伸びてスピードが上がってもリラックスして走れるんです。

最近、普段の生活において猫背でしか座ることができない状態が続きました。走っているときも腰が入らず普段はあまり負担のかからないふくらはぎに疲労が溜まり、怪我をするような危険なサインをキャッチしたので治療院へ体のメンテナンスに出かけました。
先生とディスカッションをしながら治療をしてもらっていますが、これがとても勉強になります。疲れている原因、今後の対策などを得られるからです。今回驚いたのは、腰の疲れの原因が肩甲骨周りとお腹にあったということです。肩甲骨付近がコリ固まっていたせいで、腰の筋肉が引っ張られることが疲労の原因でした。さらに背中が首周りの筋肉も引っ張っており、肩こりによる疲労もありました。またお腹の深部にある腸腰筋(ちょうようきん)が疲労しているために腰の筋肉を固めてしまい動かなくなってたんです。ですからまず肩甲骨周りからほぐしていき、肩、腸腰筋、最後に腰をほぐします。順序をおって筋肉を緩めていくんですね。このように怪我や疲労をかかえているときは必ず原因があります。それは痛みがある部分が直接の原因ではなく、他の部分に異常をきたした結果起こっていることが多いです。その原因にあたる部分をしっかりと治療しなければいけません。例えば膝に痛みが出たときは太ももの筋肉である腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)が疲労し固くなっている場合があります。ここを緩めてあげることで痛みが軽減したり和らいだりします。
このように体の些細な信号に耳を傾けて、怪我や調子を落とさないために疲れた体を一回リセットしてみるといいですよ。また次から走ろう、頑張ろうという意欲が湧いてきますから!

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