こんにちは。ランニングサポーターの久保です。
本日は大晦日。もうすぐ全国のお寺で除夜の鐘が鳴り響くことでしょう。108つの煩悩を鐘をつくことで1つ1つ取り除き、清らかな心で正月を迎えようという昔からの年越し行事ですね。実はこの鐘、最後の1回は年が明けてから突くそうです。今年1年の煩悩に惑わされないようにといった意味が込められているとのこと。さて2014年はみなさまにとってどんな年でしたか?
この大晦日に鳴らされる除夜の鐘。私が現役のころは聞いたことがありません。なぜなら元旦に行われる一大イベントの駅伝に向けてすでに就寝していたからです。スタートが朝の9時ですから、1区の選手は夜の8時か9時ころには眠りにつきます。そうしなければ 十分な睡眠を取ることができないからです。ほとんどの選手は自分がスタートする時間の5時間くらい前に起床し、40分ほどの朝練習(ジョギング)をして脳と体を目覚めさせます。そして4時間くらい前から朝食を取り、スタートするまでに消化できるよう十分な時間を取るのです。そして新年を迎えると選手は各中継所までバスで移動しますが、緊張感の中、窓越しに初日の出を見るのです。ですから、私にとっての大晦日と元旦は一年を振り返るどころか、緊張感に包まれ体調管理と結果を残すことで頭がいっぱいでした。明日、本番を迎える選手たちも今ごろは現地で集中していることでしょう。
しかし、もっと驚くべきは2日に行われる学生の駅伝です。こちらは朝の8時スタートですから、当日の夜中3時くらいの起床となります。3時過ぎから朝練習をしているのです。それから朝食を食べ、スタート2時間くらい前には中継所に移動し近くに待機しているはずです。スタートの1時間くらい前からウォーミングアップを始めて軽く汗をかき、中継所に向かいます。箱根の芦ノ湖付近はとても冷え込みますから、寒さとの戦いにもなるのです。このようにスタートからベストな状態で走ることができるよう、選手は起床時間や食事を食べる時間、朝練習やウォーミングアップの時間などを計算して行動しているのです。
「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますね。1年の計画は年の初めである元旦に立てるべきであるということから、物事を始める前にあたって最初にきちんとした計画を立て、それに沿ってことを進める方が上手くいくといった戒めです。みなさんも元旦におおまかな2015年ランニング計画を立ててみてはいかがでしょうか?ちなみに高校の時、こんなことを教えられていました。
「一生の計は青春にあり」
今ランニングを頑張られているみなさまは青春真っ只中。青春を謳歌している今、充実した人生を送るための計画もイメージしてみてはいかがでしょうか。ついでに「必勝の計はチームワークにあり」です。来年がより良い年になりますよう心からお祈り申し上げます。