こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
ここ数年、私は毎年ハーフマラソンのレースに出場しています。
その甲斐あってか、マスターズの 40~44 歳の部において今年2月に走ったときの記録が日本記録として認められました。
よく年齢による体力の低下を耳にしますが、果たして自分もそうなのかと再びハーフマラソンにチャレンジしだした 2014 年からの結果を見比べてみることにしました。
するとどうでしょう、過去 6 年間の記録は伸び続けているではありませんか・・・。
2014 年(38歳) :1時間10分53秒
2015 年(39歳) :1時間09分22秒
2016 年(40歳) :1時間09分02秒
2017 年(41歳) :1時間08分27秒
2018年 (42歳) :1時間07分59秒
2019 年(43歳) :1時間08分25秒
2020 年(44歳) :1時間07分40秒
確かに無理は効かなくなっている気がします。
また年齢を重ねるにつれて社会的な役割が増え、家庭における役割や責任などで走る時間も無くなっています。
それらにプラスして体力的な低下が重なれば当然記録も落ちていくのが普通です。
ではなせ年齢と共に記録が上がっていっているのでしょうか、私の中で一体何が起こっているのでしょうか、客観的に見つめ直してみました。
ひとつに年齢を重ねることの強みがあるのではないかということです。
年齢を重ねれば重ねるほど、仕事でも私生活においても成功したり失敗したり、喜んだり悲しんだり、達成感を味わったり挫折感を味わったりしながら人生の節目を何度も乗り越え現在に至っている。
これらが物事の考え方を深くし、先々を打開する考え方をもたらしてくれる強みだと思っています。私がそうだったのですが、若い頃は目先のことに捉われやすく、あまり考えなくとも何とかなってしまうこともあるので同じことを繰り返して結局はあまり成長していなかったということもありました。無理を見極め、新たな視点から打開策を練っていく。物事の本質を見極め、何が大事で何が必要かという発想を持てるようになる。
これらがいろんな経験を重ねることから生まれてくるんでしょうね。
もうひとつは周りに精神的なエネルギーをくれる人がたくさんいるということです。
共感ともいうのでしょうか。
同じ気持ちになって同じ方向を向けるって頑張る力になります。
年齢を重ねて体力が低下するというよりも、気持ちの低下(あきらめ)が伴ってのことかもしれませんね。
今後このまま走り続けても現役のときの記録には到底届かないと思っていますが、気持ちは低下しないように年齢に負けない身体を維持できるよう日々走っていきたいものです。
えっ、現役に届かないと言ったその時点であきらめが入ってるのではないかですって?
まあまあ、これだ!と決め付けるのではなく、心にゆとりを持って物事を解決していけるのも年齢を重ねる強みだと思っています。