ランニングサポーター久保のランニングスクール

一人で走るときのバランストレーニング

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2021.01.19 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

関東では再び緊急事態宣言がなされ生活下において大きな自粛をしなければならなくなりました。
健康のためにはできるだけ運動を継続したいところですが、人と密にならないような気配りが求められます。
そんな中、一人で走ることはなかなか困難なこともあるでしょう。

コロナ禍において月々に走る距離が減ったランナー、または逆に増えたランナーがいるかもしれません。
距離が増えたランナーはモチベーションを保って走れていることと思いますが、減ったランナーは走れないことへのストレスを溜めているのではないかと心配しています。
私自身、極端に走る距離が減りました。
以前のようにモチベーションが上がらず、走らないことに慣れた脳と体は次の一歩を踏み出すことができません。
おそらく目標がないことも一つの原因に挙げられます。
今では最低限の体力を維持するだけの距離に留まっています。
一人でも主体的に練習できる方法、もしくは工夫ができないものでしょうか・・・。

そこで注目したのが月間走行距離の内訳を作り目標立てするということです。
ここ最近でのみなさんの月間走行距離はどれほどですか?
月間走行距離は自分の走力や状態、状況を知る上で大事な要素のひとつだと考えます。
走る距離が減ったら減ったなりに、増えたら増えたなりに、よりモチベーションアップにつながるようなプランづくりをしたらいかがでしょう?
ただ距離だけを踏むだけの練習では能力を開花していくことは難しく、やはりバランスよくトレーニングしていくことが大事だと思っています。

ではバランスのよいトレーニングとはどのような内容のものになるのでしょうか?
私が考えるに主に4つのトレーニングがあると思っています。

その1:
地脚づくり・基本的な体力づくりのベーストレーニング(ゆっくりのジョギングペース走)

その2:
一定ペースを維持して走る体力をつくるためのトレーニング(ゆっくりのジョギングペース~マラソンペースの間走)

その3:
強い負荷に耐えながらも持続して走っていけるトレーニング(閾値ペース走)

その4:
心肺機能、動きや筋力向上のためのスピードトレーニング(疾走ペース走)

これらの4つを月間走行距離の中にバランスよく仕分けして行けたらいいですね。
例えば月間50kmを走るランナーであれば、

ゆっくりのジョギングペース走 (30km)
ゆっくりのジョギングペース~マラソンペースの間走 (10km)
閾値ペース走 (8km)
疾走ペース走 (2km)

といった具合に1ヶ月をかけて内容にあった距離をこなしていきます。

1週間(4週)であれば、

ゆっくりのジョギングペース走 (7.5km)
ゆっくりのジョギングペース~マラソンペースの間走 (2.5km)
閾値ペース走 (2km)
疾走ペース走 (0.5km)

これを4週間続ければ月間50kmになります。

距離を決めてあげることで目的を持つことができますし、1週間で走るべき距離もやるべきこともハッキリするので頭も整理できるような気もします。
あくまでもモチベーションを維持するためのやり方の一つではありますが、一人で走るときには大いに役立つ考え方になるのではないかと期待しています。

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