ランニングサポーター久保のランニングスクール

脚を痛めてしまったときに

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2021.04.07 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近左脚のふくらはぎを痛めてしまいました。
スピードを上げて走ると違和感ならびに痛みが発生するため、ジョギングの量と質を落とさざるを得ない状況です。

このような状況に陥った場合、市民ランナーのみなさんはどのような対応をとるのでしょうか?
またどのくらいの休みを経て、練習を再開するタイミングとするのでしょうか?

今の私は走れないわけではありません。
とてもゆっくりなペースであれば走ることはできます。しかし文中にも述べたように走っていると何らかの違和感を感じ、少しでもスピードを上げようならジワジワと痛みが出てくるのです。
しばらく全く走らないというのもひとつの手段ですが、私の場合はなるべく身体との対話を優先したいために痛みが出ないペースまで落として走ります。歩くくらいのペースになっても痛みが出るようなら走りません。
そんな状態で無理して走っても状況は変わらず、逆に悪くなることが多いからです。

そして今、ゆっくりのジョギングで大事にしていることは、スマートウォッチに備わっている接地バランスの機能を活用しながら右足50%、左足50%といったバランスよい比重になるよう努めて走ったり、腕振りの角度や背中の使われ方、足裏の接地感覚、体重の乗りなどを感じ取りながら、よりよい走りを目指すといったことです。このようなチェック項目がひとつひとつクリアできてくると、自ずと脚の痛みもなくなってきたりします。このときはじめて距離を伸ばす判断ができたり、スピードを上げて走る判断もできたりするのです。

私の足が痛くなって3週間ほど経ちましたが、走る量と質を落としたおかげで少しずつよくなっているように思います。4月の心地よい陽気に包まれて、身体も心もイチからスタートですね。

今私と同じように脚を痛めていたり、体調があまりよくないランナーのみなさんも心新たに、新年度をイチからスタートするつもりで前向きに身体を育てていってください。

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