こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
前回の記事では腹八分目の練習を工夫しながら持続していくことの大切さを書きました。
走力や体力を引き上げていくには身体に対してそれなりの刺激が必要です。その刺激とは心拍数を上げるような練習になります。インターバル走やペース走などで心拍数を上げるようなトレーニングを繰り返していると、徐々に高い負荷に耐えられるような身体が養われていきます。しかし負荷をかけ過ぎてしまうのは注意したほうが良いでしょう。回復に時間がかかったり怪我をしてしまうリスクも高まるからです。回復に時間がかかると次に行う刺激的な練習まで期間が空いてしまい、怪我をしてしまったらしばらくの間は休まなければなりません。
なるべく頻度を落とさないよいように刺激的な練習を持続したいところです。そこで腹八分目の練習がとても効果的。
しかし先日思いもよらぬことが起きました。
自分が腹八分目だと思っていた練習が満腹ラインに達していたのです。どういうことかというと、このくらいのペースならゆとりを持ってこなせるだろうと思っていた練習が全く余裕を持ってできなかったのです。
理由はいくつかありますが、その一つに急激な気温の変化があったように思います。
練習を行った日はこれまでとは一変して夏を思わせるような気候でした。走ると大量の汗をかき、身体に熱がこもっているのがわかります。暑さになれていない身体が感覚を麻痺させたのかもしれません。これからは本格的に暑くなってきますので、これまでの主観的な感覚を一度見直さなければならないと感じました。
そのため、よりペースを落とした練習で腹八分目を探らなければならないのですが、心拍計はとても良い指標になります。前回の腹八分目で行った練習の心拍数と今回の腹八分目だと思って行った練習の心拍数を比べてみると、今回の方が平均して10ほど高くなっていました。これでは余裕もないわけです。
このようにして夏場はタイムを追わず心拍数に注目して自己分析しながら練習をしていくと刺激的な練習も頻度を落とすことなく持続していけます。そのためにも常に自分の常識を疑いながら走り続けていけたらと思っています。
皆さんも自分なりの方法で夏を工夫しながら乗り切ってみてくださいね。